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冬の終わり、夜の電車は妙に静かだった。 窓の外は真っ黒で、ガラスに映る車内だけが“もう一つの世界”みたいに揺れている。 僕は座席に座ってスマホを眺めていた。 そのとき、向かいの席に座った女に気づいた。 息をのむほど、きれいだった。 長いまつ毛、整いすぎた鼻筋、肌は光を吸うみたいに白い。化粧...
路地裏で、花屋を見つけた。 ショーケースの中は、美しい花々で彩られていた。 その中に、少女がいた。 透き通るように白い肌をした、美しい少女だった。 目を閉じたまま、眠っているかのように体育座りをしていた。 「花の一種ですよ」 店主の男は言った。 なるほど、よく見れば肌は花弁で成形...