
SNSで出会ったのぞみという同じ大学の女の子と仲良くなったが、実際に会って初めて顔をあわせたあとはやはり冷たい。のぞみはSNSの日記で俺をストーカー扱いしているともとれる内容を書いていた。
・・・
その日の夜。
俺は憂さ晴らしに、街のオタク趣味の店に行っていた。
たまたま気に入ったものがなく何も買わなかったが、少しはショックが和らいだ感じがした。
そのあと街を歩いていると、どこかで見た顔が。
そこにはのぞみがいた。
背が高く、綺麗な顔、さらに学内で見るよりさらに綺麗な服装やメイク。
だが、のぞみの傍らにはお似合いの格好良い男がいた。
のぞみと寄り添って歩いていて、デートなのは明らかだった。
俺は逃げるように角を曲がった。
俺はショックで頭がいっぱいだった。
やっぱり、俺とあの子は世界が違うんだよ。
どんなに背伸びしてもあの子と付き合うことなんて出来ない。
俺は放心状態で家に向かっていた。
・・・
そしてクリスマス・イブが来た。
恐れていた何もないクリスマスだ。
俺は、チキンやケーキを買うと、部屋でアニメを見てこもっていた。
寂しいクリスマスだが、チキンは美味いし、アニメも一番のお気に入りのだ。
俺は1人クリスマスを楽しんでいた。
今日だけで2kgは太りそうだなって思うくらい存分に食べた。
1人暮らしなので、誰も文句を言わないし、いつでも寝れる。
俺は電気を消すと、布団に横になった。
そのまま10時間くらい、好きなだけ寝る予定だった。
そして目を閉じて、枕元の携帯を弄りながら眠りについた。
どれくらい眠っただろうか。
俺は携帯を握りしめて、いつの間にか誰かに電話をかけていた。
目が覚めて慌てて電話を止めたが、発信履歴を見ると何とのぞみに電話をかけてしまっていた。
「あーどうしよう!」
のぞみなら、今頃リア充なクリスマスイブの真っ最中だ。
こんなときに電話するなんて、何て言われても文句言えない状況だった。
すると、のぞみからかけ直しの着信があった。
俺は、何を言われるかこわいのでビクビクと出なかった。
だが、のぞみは一度切ったあとも、またかけ直してきた。
延々と鳴り続ける俺の携帯。
俺は観念してのぞみの着信に出た。
すると、
「隆太くん??電話くれた?」
のぞみは深刻そうな声だった。
後日談:
後日談はまだありません。
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