
長編
お姉ちゃん…優しいね
しの 3日前
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M「今までの会話で聞けたのは、歳は4歳。名前はY。両親に虐待で殺された。あの子の親は女の子が欲しかったらしい。男の子は要らないから。って、日常的に虐待されてて最後には一人でベランダで遊んでて誤って落ちた事にしよう。って、父親がマンションの7階のベランダから投げ落とした」
私「なんて…酷い事を…」
M「何でKにおんぶしてるのかは、お姉ちゃん優しかったから。ってさ。Kは子供好きだからその花束の前で純粋に、可哀想だな~。って思ったんだろ。霊に同情したら駄目何だよ。どうにかしてくれるって思って憑いて来ちゃうから」
私「憑いて来ちゃったって訳ね?」
M「そう。お姉ちゃんにずっと憑いてる訳には行かないんだよ?お姉ちゃん疲れちゃうから。って言ったら、嫌だ!一人ぼっちになっちゃうもん!ってさ。本来、違う事故や病気でなくなったりすれば、真っ先に行くのは親の所だよ。でも…あの子は親の所には戻れない。だから、たまたま通り掛かって自分に同情してくれたKに憑いてしまった。離すには時間掛かるかもなぁ~」
そんな時、私の旦那のIが飲み会から帰って来ました。時計を見ると0時を少し過ぎた位でした。
I「ただいま!」
私・M「お帰り!」
I「あれっ。Mさん。いらっしゃい!あれ?Kも居るじゃ……」
私「どした?」
I「アイツ…子供居たっけ??」
私「まだ、結婚もしてないやろに!」
I「じゃ、あの、Kがおんぶしてる子は誰の子?」
M「見えちゃった?笑笑」
I「あぁ…。生きてないのか…」
(あぁ…私はなんて奴等に囲まれてるのー!)
そこへ寝ぼけた顔のRが目を擦りながら起きて来ました。
R「トイレ…。ん!!」
(ほらほらっ!お前もか?)
R「ママ?Kちゃん、おんぶしてる子誰??」
(やっぱりか~い!何なんだ?何なんだ?こんなならいっそ私にも姿を見せてくれー!)
R「あの子…傷だらけだね…」
(ママには見えませんけどね)
M「R!お前は良くない。トイレ行ってすぐに布団に戻りな」
R「分かった!」
Rは走ってトイレに行き、出て来ると又走って布団に戻って行きました。
M「女の子には怨みがあるだろうからな」
I「あの子の事情は分かったけど、いつまでもKにおんぶしてるのはマズイだろ?」
M「あぁ。ちょっと時間掛かりそうだけど、説得するしかないね」
I「そうだね。頑張って!」
M「何言ってんの?お前はバカか。お前も一緒にやるんだよ」
I
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- 同情してもいいじゃないですか? なくなってからですけども男の子も人の優しさに触れることができたわけですしホルモン8192
- 激しくムカついた…。実は私も父親が長男だったから男の子が欲しかったって誰かに(覚えていない)って言われて子供心に深く傷付いたんだよね。その子の親は捕まったのかな?今ものうのうと生きてたら許せない!次女
- こたくんさん。コメントありがとうございます。 本当に。許せませんね!mie
- 親、ゆるせんこたくん
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 ホンマに。天罰が下ってくれなければ、亡くなった男の子が可哀想すぎますよね!mie
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 そうですね。女の子が生まれたとしても虐待するのかも知れません。 本当に子供が亡くなるのはやりきれません。mie
- 奴等に天罰を願う。匿名
- 四年間の短い人生どんなに辛かったでしょう。虐待する人は例え女の子が生まれても又やります。今度生まれ変わったら優しい両親の元にと願います。匿名