
長編
お姉ちゃん…優しいね
しの 3日前
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許を取得していたので、お母さんに車を借りてやって来ました。
私「「M、悪いな。夜にいきなり呼び出して」
M「いや。明日、土曜だから私もお母も仕事休みだから、C預かって貰えたし大丈夫だよ。 で?何があったん?」
私「とりあえず上がりや」
M「うん!おじゃま」
Mは、部屋に入りKを見るなり
M「K!久し振りだな。 S!私をこんな時間に呼び出したのはこれか笑笑」
私「これか…??」
Mは私の問いかけには答えずKに
M「K?お前、重くないのか?」
K「えっ!あっ。あの…」
M「右肩と背中。重いだろ?」
K「…はっ、はい!」
M「だろうな笑笑」
私「M。なんなん?」
M「おんぶしてんだよ。男の子を」
私・K「えっ!!!Σ(×_×;)!」
私「おんぶ?Kに男の子がおぶさってるん?今??」
M「あぁ。今も。こっち見て笑ってるよ」
私「……マジか…」
M「K、お前子供好きだもんな?なんか最近事故現場とか通らなかった?」
K「……あっ!そう言えば、3日位前に、たまたま通ったマンションの植え込みの前に花束とかお菓子やジュースが供えてあって…」
M「それ見てどう思った?」
K「こんな所で誰か亡くなったのかな?お菓子とかあるから子供かな?可哀想だな…。って…」
M「それだわ」
K「それだわ…って言うのは…?」
M「お前子供好きだから、その花束の前で本当に可哀想だな~って思ったんだろ。だから、憑いて来ちゃったんだわ」
K「……どうしたら良いんでしょう?」
M「離れて貰うしか無いわな」
K「どうやって…?」
M「まずは、お話してみましょうかね」
K「…誰と??」
M「お前がおんぶしてる男の子と、私がだよ」
K「あっ…!お願いします汗」
~Mと霊の対話~
※私とKにはMが一人で喋ってる様にしか聞こえて居ません。
M「僕?いくつ?」
霊(4歳)
M「そう。お名前は?」
霊(Y)
M「Y君か。お父さんとお母さんは?」
霊(パパとママは、女の子が欲しかったから僕要らない。って…)
M「辛かったね。もう良いよ。Y君、どうしてこのお姉ちゃんに憑いて来ちゃったのかな?」
霊(お姉ちゃん…優しかったから)
M「そっか。でも、ずっとこのお姉ちゃんにおんぶしてる訳には行かないんだよ?お姉ちゃん、疲れちゃうから」
霊(嫌だ!一人ぼっちになっちゃうもん!)
一時中断。
M「困ったぞ」
私「え?なんて?おんぶしてる子はなんて言ってたん?」
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- 同情してもいいじゃないですか? なくなってからですけども男の子も人の優しさに触れることができたわけですしホルモン8192
- 激しくムカついた…。実は私も父親が長男だったから男の子が欲しかったって誰かに(覚えていない)って言われて子供心に深く傷付いたんだよね。その子の親は捕まったのかな?今ものうのうと生きてたら許せない!次女
- こたくんさん。コメントありがとうございます。 本当に。許せませんね!mie
- 親、ゆるせんこたくん
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 ホンマに。天罰が下ってくれなければ、亡くなった男の子が可哀想すぎますよね!mie
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 そうですね。女の子が生まれたとしても虐待するのかも知れません。 本当に子供が亡くなるのはやりきれません。mie
- 奴等に天罰を願う。匿名
- 四年間の短い人生どんなに辛かったでしょう。虐待する人は例え女の子が生まれても又やります。今度生まれ変わったら優しい両親の元にと願います。匿名