
長編
お姉ちゃん…優しいね
しの 3日前
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「無理無理!俺、酔っぱらってるし!」
M「見た感じ、そんなに酔っぱらってる様には見えないけど?」
I「無理無理!俺は明日仕事で又、早いから!」
M「良いからやるんだよ!!」
Mの声で二番目の娘が泣き出しました。
I「デカイ声出すからだろ」
M「ゴメン!」
私「いや。どうせ直にミルクで起きる時間だったし。私、娘達と隣の部屋居るわ。後、宜しく!」
I「待って!俺も行く!」
M「お前はこっちだろ!」
I「マジかよ~!K!お前、何でうちに来たの?Mさん所最初から行けよ」
M「Iに先に見て貰うつもりで来たんだろ?私の事怖いから。昔から笑笑」
I「もう良いや。分かった。やるわ。早く寝たい」
M「よし。じゃ、もう一度話してみようか」
私は隣の部屋で娘達と横になって居る内にいつの間にか一緒に寝てしまって居ました。
二番目の娘が又、お腹が空いて泣き出して目が覚めました。時計を見ると朝の5時過ぎでした。
二番目の娘を抱っこして隣の部屋へ行くと、KとMが寝ていました。
Iは仕事に行ったらしく居ませんでした。
テーブルに置きっぱなしだった携帯を見るとIからメールが入って居ました。
―メール内容―
時間掛かったわ。
なかなかあの子離れなくてさ。
でも、どうにか離した。
三時間位掛かったわ。
MさんもKも疲れて寝てるよ。
寝かせといてやって。
俺は、殆んど寝てませーん!
(大変やったんやな。私は呑気に寝てたけど)
私も、それからもう少し寝て次に起きると8時近くでした。
隣の部屋に行くとKが起きて居ました。
私「楽になったか?」
K「おはようございます!はい!肩と背中の痛みとか無くなりました!」
私「良かったやん。まぁ~、あの憑いて来た子も可哀想だけどな…」
M「どんなに可哀想でも、何もしてやれないなら同情もするな。って話だよ」
私「起きてたんか」
M「金輪際、一切同情するなよ。例え花束が供えてあっても」
K「はい。解りました。でも…あの泣き声は忘れられません」
M「忘れなきゃ駄目だ」
私「泣き声?」
M「あの子がKの背中から離れて上がる時に、泣いたんだ。お姉ちゃん!バイバイ!って言いながら。一切姿は見えなかったのに、その泣き声だけはKにも聞こえたらしい」
私「そうだったんや…」
この経験は怖いと言うより切ないと言うか、やりきれないと言うか、そんな感じでした。
折角生まれて来たのに、女の子が良かったなんて理由で両
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- 同情してもいいじゃないですか? なくなってからですけども男の子も人の優しさに触れることができたわけですしホルモン8192
- 激しくムカついた…。実は私も父親が長男だったから男の子が欲しかったって誰かに(覚えていない)って言われて子供心に深く傷付いたんだよね。その子の親は捕まったのかな?今ものうのうと生きてたら許せない!次女
- こたくんさん。コメントありがとうございます。 本当に。許せませんね!mie
- 親、ゆるせんこたくん
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 ホンマに。天罰が下ってくれなければ、亡くなった男の子が可哀想すぎますよね!mie
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 そうですね。女の子が生まれたとしても虐待するのかも知れません。 本当に子供が亡くなるのはやりきれません。mie
- 奴等に天罰を願う。匿名
- 四年間の短い人生どんなに辛かったでしょう。虐待する人は例え女の子が生まれても又やります。今度生まれ変わったら優しい両親の元にと願います。匿名