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長編

邪視 コピペ

匿名 3日前
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ままに、サングラスを叔父に渡した。震える手で叔父はサングラスをかけ、望遠鏡を覗く。 しばらく、望遠鏡を動かしている。 「ウッ」と呻き、俺に手招きをする。「グラサンかけて見てみろ」。恐る恐る、サングラスをかけ、覗き込む。 グラサン越しにぼやけてはいるが、木々の中のソイツと目が合った。言い様の無い不安がまた襲ってきたが、さっきほどでは無い。 だが心臓の鼓動が異常に早い。と言うか、さっきの場所では無い…ソイツはふにゃふにゃと奇妙な踊り?をしながら動いている。 目線だけはしっかりこちらに向けたまま…山を降りている!?まさかこっちに来ている…!? 「00、お前しょんべん出るか?」 「は?こんな時に何を…」 「出るなら、食堂に空きのペットボトルあるから、それにしょんべん入れて来い」 そう言うと、叔父は1階に降りていった。こんな時に出るわけないので、呆然としていたら 数分後、叔父がペットボトルに黄色のしょんべんを入れて戻ってきた。 「したくなったら、これに入れろ」 と言い、叔父がもう1つの空のペットボトルを俺に差し出した。 「いや、だからアイツ何?」 「山の物…山子…分からん。ただ、俺がガキの頃、よく親父と山にキャンプとか行ってたが、  あぁ、あそこの裏山じゃないぞ?山は色んな奇妙な事が起こるからな…  夜でも、テントの外で人の話し声がするが、誰もいない。そんな時に、しょんべんとか  撒いたら、不思議にピタッと止んだもんさ…」 そう言うと叔父は、もう一度望遠鏡を覗き込んだ。「グウッ」と苦しそうに呻きながらも、アイツを観察している様子だ。 「アイツな。時速何Kmか知らんが、本当にゆっくりゆっくり移動している。途中で見えなくなったが…  間違いなく、このロッジに向かってるんじゃないのか」 「じゃあ、早く車で戻ろうよ」 「多分、無駄だ…アイツの興味を俺たちから逸らさない限りは…多分どこまでも追ってくる。  これは一種の呪いだ。邪悪な視線、と書いて邪視と読むんだが…」 「さっき言ってたヤツか…でも何でそんなに詳しいの?」 「俺が仕事で北欧のある街に一時滞在してた時…イヤ、俺らが助かったら話そう」 「助かったらって…アイツが来るまでここにいるの?」 「いいや、迎え撃つんだよ」 俺は絶対にここに篭っていた方が良いと思ったが、叔父の意見は ロッジに来られる前に、どうにかした方が良い、と言う物だった。 あんな恐ろしいヤツの所に

後日談:

  • https://fumibako.com/kowai/story/1/12.html

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