
都内の大きなキャンパスを歩く長い黒髪の可愛らしい女子学生。
彼女は桜子という音楽学部の新入学生で、故郷の静岡を離れ、東京の大学に進学してきた。
明るく可愛らしい感じの桜子は、知らない人たちの中にもすぐに打ち解けていった。
・・・ 4月中旬、都心の広い飲み屋で新入生歓迎コンパが行われた。
大学1年という可愛らしい女の子も多い中で桜子はひときわ目立っていて、桜子が自己紹介する番になると大きな歓声が上がった。
桜子は白い肌の可愛らしい顔に腰まであるおろした黒髪、可愛らしい服と細い体、それでいて胸の膨らみが目立っていて一目見て魅力的な女の子だった。
桜子の席の周りには男女問わず名前も知らない先輩たちが集まっていた。
「桜子ちゃんか。可愛らしい名前だね!」
「静岡の女って綺麗な子が多いよなぁ!」
桜子はずっと注目の的だった。
そのなかで黙って聞いていた2年の男子学生である遥希は、ずっと桜子のことが気になっていた。
・・ 6月のコンサートが終わった夜に学科の中で打ち上げがあったが、遥希は偶然にも桜子と席が近かったこともあってよく話していた。
そして会が終わると電車で帰っていくが、遥希は桜子をマンションまで送っていった。
勿論、マンションの前まで来たら帰るつもりだったが・・
雨は止んでいたが、時折空が光る雷空だった。
「遥希先輩!ありがとうございました。」
「いいって。じゃあゆっくりおやすみ。」
遥希が帰ろうとすると、
「遥希先輩。本当に帰るんですか?」
「え??」
「私、実は知ってたんですよ。」
遥希は躊躇いながらも心臓が高鳴る。
だが、次の瞬間、雷のように空が光った!
遥希は、
「ごめん・・やっぱり帰るよ。」
桜子も何も追及せず
「そうですよね・・」
遥希は振り返らず、その場を去っていた。
遥希は見てしまったのだ。
さっき雷が光った瞬間、桜子の背後の暗闇に男の人影のようなものがあったのを。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(1件)
コメントはまだありません。



