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長編
偽リナキ体験談
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偽リナキ体験談

2019年2月14日
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この話は、私、コオリノ本人が体験した話です。

思えばこの体験を期に、私は怪談というものに興味を持ち始めたのかもしれません。

初めに言っておきます。この話には霊などといった類はでてきません。多分……違うと思います。

偶然の産物。

私はそう思う事にしています。

それでは、お読みください。私が小学6年生の頃に体験した話を。

§

私はその日、H県K市にある戸畑商店街にいました。

目的は、その商店街の中にある本屋です。

程なくして本屋に着いた私は、目的の本を探す為、本棚の周りをグルグルと徘徊していました。

その本屋には、中に大きな四角形の柱がいくつかあって、四角形のそれぞれの面が、全面鏡張りになっていました。

私は本屋に入ると長居するたちでして、その日も何度も同じ場所をグルグル周りながら、目新しい本を物色していたんです。

やがて、ふと違和感を感じました。

それはあの柱にある鏡です。

見ると、そこには私が映っています。当たり前ですよね。が、もう一人、私の他に映っている人物が居ました。

これもまあ当たり前です。だって他に客がいるんですから。

でも私が感じた違和感はそこじゃありません。

さっきから、不意に視界に入るその鏡の中に、まったく同じ人物が、私の後ろにいたのです。

まるで、私の後をつけているかのように。

その人物は男でした。黒縁の眼鏡を掛け、頭部は少し禿げていたと思います。

水色の半袖姿で、小太りの男性。

年は30後半から40代といったところです。

ちなみにその時点で、私が本屋に入って既に2時間ほど立っていました。

私は何だかそれが面白くなり、わざと誘導してみようと考えました。

正直その時はまだ、本気でその男が、私をつけているなんて思っていなかったから。

私は直ぐに踵を返すと、婦人雑誌コーナーに向かいました。

男が読むようなものはもちろんありません。

本を物色する振りをして、私はふと、鏡を見ました。

いました、例の男が。

婦人雑誌コーナーに、私の後をついてくるようにして。

ドクドクと、血管の中の血が、物凄い勢いで流れるのを感じます。

高揚しているのか頭に血が上り、その場に居ても立っても居られず、私は本屋を飛び出しました。

早歩きで本屋を出ます。

そして頭の中であれは私の勘違いだと、何度も強く念じました。

アーケードの中をしばらく進むと、タイトーと書かれたゲームセンターの看板が、私の目に飛び込んできました。

衝動的に、私の足は店の中へと向かいました。

手前にあった格闘ゲームの台に腰掛けます。

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後日談:

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はじめまして、よろしくお願いします。

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