
中編
生まれて初めての金縛り
匿名 3日前
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!』
弟『はいこれ、本ね。後は頑張ってね~♪』
と行ってしまいました。
それからしばらく本を読んでいたが、夜が深まるにつれて睡魔にも襲われ、ウトウトし始め、気が着くと寝てしまいました。
どれ位寝たのだろうか、不意にドアが開き、その音?雰囲気?で目が覚めました。
おれは、ばぁちゃん側(入口側)に体を向けていたので、フッと目が覚めた時に、看護婦さんが入って来たのを見て(あ〜消灯か、夜の見回りだなぁ)と思いました。
寝顔を看護婦に見られるのを気まずいと思ったおれは寝返りをして、壁側に体を向けて看護婦が出ていくのを待ちました。
看護婦さんの足音が聞こえます。ばぁちゃんの所で止まると思っていた足音が、通り過ぎて、どんどん近づいてきました
おれ(は?へ?なんでこっちに来るの?)
どんどんこちらに近づいて、おれの足元で音は止みました。
おれは何気無しに体を動かそうしたら、まったく動かない。
組んでた腕も取れない
体もまったく動かない
生まれて初めての金縛りでした。
目は空きそうな感じがしたけど、ガッ!と開ける勇気はないです。そ~っと薄目にしたら
目の前にナースの顔のドアップ!!
おれ半泣き。
ビビるなんてカワイイ表現じゃない位に怖くて、頭が真っ白になった所までは覚えてる。
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ふと目が覚めました。
特に何もなく、外はまだ暗いようだ。
今見たのは何だったのか・・・夢なのか・・・現実なのか・・・
おれは(まぁ、夢だべ!うんうん夢だ!不気味な病院で一人で付き添いって慣れない環境で勝手に作り上げた夢だな!!)としました。
あれが本物の幽霊か夢か誰も分かりませんが、おれは夢って事にしました。
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