
短編
顔が暗闇
匿名 2日前
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ただそうだったということだけで、何があったとかではありませんが…
昨年の8月ころの体験です。
私は九州地方のとあるド田舎に住んでいました。
休みの日の正午ごろ、散歩で大きな神社の前の道路を歩いていました。よく晴れて、すごく蒸し暑い日でした。
道路を横断しようとして、左右を確認しました。その時、右から走ってきた車の運転席の女性の顔が「真ん丸のまっ暗闇」だったのです。
顔がまっ暗闇であったことを除けば、サンバイザーを被った普通のおばさんという感じでした。顔が見えないのに、なぜおばさんと分かったのかは説明のしようがありません。
車はそのおばさんが一人だけ乗っていて、そのまま走って行き、やがてカーブで見えなくなりました。
車自体は普通の白い軽で、普通の黄色ナンバーで、見えた限りの車載品も至って普通でした。
ただ、おばさんの顔がまっ暗闇だったというだけです。
その後、引っ越すまでその車もおばさんも見かけることはありませんでしたし、何かあったということも耳にしません。
見たのが一瞬だけなら見間違いとも思うのですが、車が通りすぎる数秒間、しっかり見ていたので見間違いということもないと思います。
いったい何だったのか未だに不思議です。
この怖い話はどうでしたか?
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- 松本零士の漫画に出てくる機会人間だったのです。顔の真ん中が円いメーターみたいになっているのが特徴ですから。未来の話かと思っていましたが、惑星プロメシュームで機械の体を手に入れた人が既にいるんですね。あ