
俺が通っていた大学には、信じられないような怪現象がいくつかあった。今日はその中でも特に気味の悪い話を三つ紹介することにする。
まず一つ目は「書類の呪い」。これは俺が大学二年の時に経験したことだ。講義中、俺たちの前に置いてあったレジュメがまるで生き物のように変化したんだ。
最初は普通の講義資料だったはずなのに、気が付くと全ての文字が「呪」としか書かれていない。何度も見直したけど、文字は全て「呪」になっている。
周りの学生たちも次々に気づき始め、「おい、これ何なんだ?」と騒ぎ出した。結局、教授が資料を回収することになったが、俺たちの不安は消えなかった。後日、噂を聞くと、過去にも同じ現象が起きていたらしい。何かの警告だったのかもしれない。
次に二つ目の話は「動く椅子」。これは俺が大学三年の時に体験した。講義中、教授が話している最中に、後ろの席の椅子が突然動き出したんだ。まるで誰かが座っているかのように。
最初は誰かが席を立ったのかと思ったけど、目を凝らしてみると、誰もいない。椅子は一人でに揺れ続け、周囲がざわつき始めた。気づいた瞬間、その椅子が一気に跳ね上がり、周りの学生が悲鳴を上げた。結局、教室は大混乱となり、講義は中断された。
最後に三つ目は「見えない存在」。これは俺が四年の時、卒業を目前に控えたある日のこと。特に何もない日だったが、突然、全員が目を閉じて歌を歌うように指示された。何の前触れもなく、ただ「目を閉じて、歌いましょう」とだけ。
その瞬間、耳の奥に鈍い音が響いた。それはまるで誰かの囁きのようだった。恐怖を感じた俺は目を開けてしまった。すると、講義室の一角に影が見えた。
教授は無表情で、目を閉じている。周囲の同級生は何事もないかのように歌い続けていたが、俺は理解した。何か悪いものが教室に入ってきたのだと。目を閉じたままでは、その存在を認識できないため、歌わせ続けているのだと。恐怖で体が固まり、ただその場に立ち尽くしていた。
その後、講義は無事に終わり、教授も普通の様子に戻ったが、あの瞬間、俺の心には一生消えない恐怖が刻まれた。結局、俺はその話を誰にもしていない。誰も信じないだろうし、あの時の恐怖を再体験したくないからだ。
さて、これが俺の経験した不思議で恐ろしい話だ。調べてみると、俺の大学も似たような怪談がたくさんあった。まさに恐怖の名所だ。普通の大学生活の中に潜む恐怖を、心の片隅に留めておくことにする。
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