
短編
鬼の鳴き声
匿名 2日前
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これは幼稚園の年長だった時の話だ。
何年も前の話だけど覚えている。
俺にはKというモテモテの女友達がいた。家から徒歩5分ぐらいですぐ行ける距離だ。
家からすぐそこの小さなクリニックの前で幼稚園バスを待っていた。
俺「おはよう」
K「おはよう。ねぇあのさ昨日家で遊んでたら鬼の鳴き声がしたんだよね。」
俺「鬼の鳴き声?」
K「うん。近くの山からだと思う。うーうーってずっと言ってるの。」
そんなのあるわけない。鬼なんているわけない。そう思っていた。
家に帰り向かいにあるおばあちゃんの家で遊んでいた。すると突然ドアが開いた。
俺「誰か呼んだ?」
おばあちゃん「誰も呼んでないよ」
俺は恐る恐る覗いた。それは赤鬼だった。
俺は怖くなりすぐそこにあった毛布で隠れた。(おばあちゃんも)
鬼はすぐそこまで来たと言うのに去っていった。
すぐ家に帰ってその話をした。けど両親はおばあちゃんの家には来ていないという。
Kの言う通り本当に鬼は居るのか?
大人になった今もそう感じている。
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