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ホステス時代
長編

ホステス時代

匿名 2016年4月10日
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初めての書き込みです。 もしかしたら、誤字などありますが了知ください。 ではお話します。 10年前の話。ホステスをしてました。まぁ、若さもありお酒はかなり飲む方で、昼間までよく飲んでました。 そして、birthdayの日が来たんです。 やはり、birthdayだけあって、売上やお客様の来店数などかなり気になりますよね。お祝いの花など。 オープンラストまで、どの位お客様を呼べるか不安になりつつも、その日のbirthdayは見事、華々しくなりました。 営業終わりのあとには、女の子からお花頂いたり、プレゼント貰ったりで、お店の中でまたもや、どんちゃん騒ぎ! ケーキなんかも用意されてて、ガン面ケーキなど! そして、店長からもプレゼントが! なんだろう? と思い、店の外来て!と言われて、みてみたら(幸福の木)と書かれた、小さな木でした。 内心(いらない…)とか思いつつ、 ありがとうございますー! とかいいながら、持ち上げてみると、重すぎる! (尚更いらない…) とか思いつつ、 これ重いですねー!なんて 店長に話したら、ニコニコして満足顔。 (うわー、満足顔だー)とか思いながら、お店戻りましょ! と声を掛けたら、店長の顔が少し曇る。(前々から、なんか重いんだよなー) なんて思いながら、先にお店に戻って、どんちゃん騒ぎ! そして、時間がAM8時! そろそろ解散だー! なんて話してたら、店長がまた呼び出してきて、 「この木重いから、タクシーで送ってくよ!」みたいな事言い出したから、 私は「そんないいですよー!タクシー乗れば持ってけますから!」 (なんか気持ち悪いなぁ)なんて思ってたら 店長が少し怒りながら、 「いいから送ってく…」 (うわぁ。最悪。機嫌悪いし。はぁ、仕方ないから家の前まで送って貰うか…) なんて心の中で思い、 「じゃ、じゃあ、お願いしますー!」 少しどもりながらいうと、店長はまたニコニコしだす。 (やっぱりこの人重い…) どうして重い重い言うのか、 それは、毎回出勤する度に、 近くに寄ってきては、ニコニコしながら何も言わないで横に座る。 少し薄気味悪いっていったらわかるかな? 取り敢えず、私を監視するみたいな。 営業中なのに、 ♡♡ なんてメールきたり… 接客中には、私の席ばかりくるし… まぁ、軽い感じにあしらってたんだけど、 birthdayの日、送って貰わなきゃ良かったって後悔するんです。 店長の過去に巻き込まれるなんて思いもしない訳ですから… そして、お店をでて 女の子とバイバイした後に 店長が 「送りね」 ニヤニヤしてる… 「はい。」 しか言えなかった。 そして、タクシーを呼び止めて、 店長がくれた(幸福の木)と、女の子から貰った大量の花束を持って、 私の家の住所をタクシーの運転手に告げると、 店長は 聞こえるか聞こえないかの声で何かを言ってる… しかも、ニヤニヤしながら… 気持ち悪いから早く家に着いてくれ! と思いながら、 家の前に到着! (やっと開放される!) 私が 「ありがとうございます!花置いて来るので、待っててください!」と 言い放って、部屋に行き花束を置いて出ようとした瞬間、店長が部屋の前に! 「ちょ、店長もういいですから!後は私がやりますから!」 店長はニヤニヤしながら、部屋に入り込もうとする。 そして、私が 「彼氏に怒られるんで出ていってください!」と、 怒りに任せて言葉を発したら、 店長の顔が、曇る。 そして黙って部屋を出る。 (まじであいつなんなの!?今日営業終わったら代表に話そう!) とか思いつつ、シャワーを浴びて 髪を乾かして、ベッドに倒れ込む。 もう、意識は速攻飛んで夢の中に… ん…なんか苦しい… 身体を起こそうとすると身体が動かない!金縛りが起きたのです。 でも、頭の中では (金縛りって疲れてもなるよなぁ。でもなんだろ。。この苦しさ。。) 薄ら目を開けると、 そこに居たのは、嫉妬に狂ったような殺意むき出しの女が首を締めてる!! その女は何かを言っている (k…を…か…し…て) 私(k!?誰よ?!) (かして?何?!) (k…を…か…え…せ 私(!?!?) 店長の名前でした。 そして、当時は真夏の暑い日。 女の腕には力が入る。 目はもう、飛び出そうなくらいで 私を凝視する。 (だめだ。苦しい…死ぬ!! 窓全開に開けておいて、窓際に 店長がくれた(幸福の木) 出窓だから、そこに幸福の木を置いておいたのですが いきなりその(幸福の木) が下に落ちた音と共に女は消えたんです。 苦しいし、怖いしなんなの!! あの店長、何かやらかしたの!? 恐怖と怒りがこみ上げてきましたが、 起き上がり、下に落ちた木が誰かに当たってないか確認し、 下に降りて木を見に行ったら 目を疑いました。 土の中に、無数のティッシュ。爪。手紙… 手紙にはびっしりと私の本名が書かれており、愛してる。 など書かれており、 もう離さない。 なども書き込まれてました。 もう、放心状態です。 すぐさま、ゴミ袋に木を入れて、悪臭のするティッシュなどもゴム手袋で拾い、 直ぐにゴミ箱に捨てました。 そして、その日は出勤する気にもならず 副店長に電話を入れて、 昼間に起きた事を話したのです。 そしたら、副店長が 「今日は代表来るから、出勤しなくていいから事務所行って、話をしてみて。あと、この事は誰にも言わずに。ごめんな。」 副店長は、深いため息をついて 何度も謝り、電話を切り 私は事務所に向かいました。 夜の19時頃です。 代表が珍しく、いきなり謝ってきて 何がなんだかわからず、 話を一通り話すと、大きなため息を着いて話だしました。 「お前が初めて入店した日だ。k(店長)には、婚約者がいたんだよ。系列の店の子でな。しかし、kはお前に一目惚れしたって俺に相談してきたんだよ。しかし、店の女の子に手を出すのは当たり前にダメな事だよな?風紀だ。それをわかりながらも、kはお前に対する気持ちが大きくて、婚約者を振ったんだよ。そして、元婚約者の女の子はkに対する気持ちが大きくて、俺にも相談してきた位だ。kの好きな女は誰だ。って。俺は何かあったら困ると思って、ずっと知らないと言い続けた。でも、この業界は広いようで狭い。元婚約者の女の子は直ぐにお前だとわかったんだよ。そして、お前宛に書いた手紙を残して飛び降り自殺。kは悲しみにくれるかと思いきや、kは(元婚約者がやっと消えてくれた!)と大変喜んでな。俺らもkの異常に引いたよ。解雇にする話もあったんだが、お前に何もしていない以上、理由がなくてな。」 私は唖然とした。 私の知らない所で、こんな事が起こってたなんて。 そして、店長の元婚約者が私宛に残した手紙の内容にも一気に寒気を感じたのです。 「a様 kを取られた私の気持ちわかりますか貴女の誕生日の日に貴女を殺しに行きます。」 そう書かれていたようです。 その後は、店長は解雇に。 私も仕事を辞め、昼間の仕事をしています。 飲み屋は広いようで狭い。 色んな事件もあります。 そして、あの時(幸福の木)が倒れ落ちたのが私の命を救ったのか。 それはわかりませんが、 あの日から、観葉植物などが苦手になりました。

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