
友人たちとともに冬の公園に出かけたのは、年に一度の特別なイベントの日だった。友人のAとBと共に向かったその公園は、さまざまな屋台やアトラクションで賑わっていた。特に人気のあったのが、動物のぬいぐるみをテーマにしたお化け屋敷だった。
私たちは食べ物を楽しむために、まずは屋台巡りを開始した。温かい飲み物や甘いスイーツを堪能し、体を温めながらも、少しずつお化け屋敷への期待が高まってきた。そんな中、私たちはそのお化け屋敷の前に立った。入口には、可愛らしい動物のぬいぐるみが並び、入り口には「怖がる準備はできてる?」と書かれた看板が掲げられていた。
私たちは興味をそそられ、列に並んで待った。やがて私たちの番が来て、黒いカーテンをくぐって中へと入った。中は薄暗く、冷たい風が吹き抜ける空間で、足元には小さな光が点々と照らされていた。音楽が微かに流れ、不気味な雰囲気が漂う。
進んでいくと、突然大きな声で「お化けだよ!」と叫ぶ音が響き、私たちは驚いて振り返った。そこには、動物のぬいぐるみに扮したスタッフが立っていた。その後も様々な仕掛けが続き、私たちは恐怖と楽しさの両方を感じながら進んだ。
しかし、途中で私が目にしたのは、壁際に置かれた動物のぬいぐるみだった。特に目を引いたのは、青白い毛並みの小さな犬のぬいぐるみだった。私はそのぬいぐるみに近づき、顔を覗き込んだその瞬間、背後から温かい感触が伝わった。
驚いて振り向くと、そこには私よりも小柄な、動物のぬいぐるみに似た女性が立っていた。彼女はただじっとこちらを見つめ、微動だにしなかった。私は「あの……」と声をかけようとしたが、声が出なかった。
その時、彼女の顔がゆっくりとこちらに向き直った。顔は青白く、目の部分から何かがにゅるりと出ていた。私は思わず悲鳴を上げてその場にへたり込んだ。周囲では友人のAとBが私の様子を気にして振り向くが、私の目にはその女性しか映っていなかった。
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