新着 短編
駆除

平成初期の話
小さいころ、プードルと何かのミックス犬を飼っていて夕方に良く散歩させていた
日頃は兄弟や友達と一緒に散歩させているが何故かその日はおばぁも付いてきたのである。
海の近くに住んでいたので散歩コースは海沿いだ
夕方になると暑さも和らぎ潮風が気持ちよく散歩するには良い時間帯で私はこの時間が好きだった。
プードルも波際で遊ぶのが好きなので今日も砂浜に下りて遊ばせようとした瞬間。
何を思ったのかおばあがプードルを掴んだかと思うと海に投げたのである。
放物線を描きながらプードルが空を飛んでいる
一瞬何が起こったのか分からず、呆然としていたが犬が悲鳴を上げながら着水。
プードルは必死の形相でこちらに戻ってくるのだがおばあが再度わしづかみに遠投。
それを三回くらい繰り返して気が済んだのかおばあはとっとと家に帰っていった。
プードルを救出して急いで家に帰り、おばあになぜあんな事をしたのか抗議したところ
「蚤が増えていたから海で洗っただけさ」
おばあ曰く蚤取りするにはこれが一番らしいがそれ以来、プードルがおばあに近づくことはなくなった。
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