
母が小学生の頃の担任は“帰化した日本人”の方で、元々は外国で学校の先生をやられていた方だったそうです。
小柄で温厚な性格で、教え方も丁寧だったみたいなのですが、右足が不自由でいつも引きずるように歩いてらしいです。
ある時、放課後の教室で母と友人が二人でお喋りをしていると、その先生がやってきて「早く帰りなさい」と言ってきたそうです。
母は特に何も感じなかったそうですが、一緒にいた友人は、その言い方が気にいらなかったみたいで「先生は早く帰れないくせに」と愚痴ったみたいです。
きっと聞こえないと思って言った発言だったみたいなのですが、どうやら聞こえていたみたいで、その先生から「先生は足が悪いからね」と言われたそうです。
さすがに母と友人は気まずくなり黙ってしまったそうですが、しばらくして友人がその先生に「生まれつき先生は足が悪いんですか?」と訊ねると、先生は「昔兄貴と大喧嘩して刃物で切りつけられたんですよ」と言って、ズボンをめくってきたそうです。
するとそこには大きな傷痕があり母も友人も相当驚いたそうです。
それから友人が「そのお兄さん、謝ってきましたか?」と訊ねると、その先生は「僕が返り討ちにしたから、謝ることはできなかったですね」と何気ない感じでこたえていたそうです。
一瞬、母も友人も意味がわからなかったみたいですが、言葉の意味的に、その先生が切りつけてきたお兄さんを殺害したのだと言っていたのだとわかり、それ以降はあまりその先生とは関わらないようにしたそうです。
さらにその先生には後日談があります。
母が高校生の頃にその先生が自宅で自殺したそうなのですが、日本人の奥さんが先生が亡くなる少し前から行方不明になっていて、近所ではその先生が奥さんを殺害して埋めてから自殺したのだと噂になっていたそうです。
「一見温厚そうな人でも内面はどうなっているのかわからないから怖いよね」と母は話していました。
確かにそうだな、と私も思った話でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



