
長編
姦姦蛇螺(かんかんだら)
匿名 2022年4月21日
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オレ母「そうよ。あなたのせいじゃない」
この後、ほとんど親同士で話が進められ、オレ達はぽかんとしてた。
時間が遅かったのもあって、無事を確認しあって終わり…って感じだった。この時は何の説明もないまま解散したわ。
一夜明けた次の日の昼頃、オレは姉貴に叩き起こされた。
目を覚ますと、昨夜の続きかというぐらい姉貴の表情が強ばっていた。
オレ「なんだよ?」
姉貴「Bのお母さんから電話。やばい事になってるよ」
受話器を受け取り電話に出ると、凄い剣幕で叫んできた。
B母『Bが…Bがおかしいのよ!昨夜あそこで何したの!?柵の先へ行っただけじゃなかったの!?』
とても会話になるような雰囲気じゃなく、いったん電話を切ってオレはBの家へ向かった。
同じ電話を受けたらしくAも来ていて、二人でBのお母さんに話を聞いた。
話によると、Bは昨夜家に帰ってから、急に両手両足が痛いと叫びだした。
痛くて動かせないという事なのか、両手両足をぴんと伸ばした状態で倒れ、その体勢で痛い痛いとのたうちまわったらしい。
お母さんが何とか対応しようとするも、「いてぇよぉ」と叫ぶばかりで意味がわからない。
必死で部屋までは運べたが、ずっとそれが続いてるので、オレ達はどうなのかと思い電話してきたという事だった。
話を聞いてすぐBの部屋へ向かうと、階段からでも叫んでいるのが聞こえた。
「いてぇいてぇよぉ!」と繰り返している。
部屋に入ると、やはり手足はぴんと伸びたまま、のたうちまわっていた。
オレ「おい!どうした!」
A「しっかりしろ!どうしたんだよ!」
オレ達が呼び掛けても、「いてぇよぉ」と叫ぶだけで目線すら合わせない。
どうなってんだ…
オレとAは何が何だかさっぱりわからなかった。
一度お母さんのとこに戻ると、さっきとはうってかわって静かな口調で聞かれた。
B母「あそこで何をしたのか話してちょうだい。それで全部わかるの。昨夜あそこで何をしたの?」
何を聞きたがっているのかは、もちろんわかってたが、答えるためにあれをまた思い出さなきゃいけないのが苦痛となり、うまく伝えられなかった。
というか、あれを見たっていうのが大部分を占めてしまってたせいで、何が原因かってのが、すっかり置いてきぼりになってしまっていた。
「何を見たかでなく何をしたか」と尋ねるBのお母さんは、それを指摘しているようだった。
Bのお母さんに言われ、オレ達は何とか昨夜の事を
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