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長編

姦姦蛇螺(かんかんだら)

匿名 2022年4月21日
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思い出し、原因を探った。 何を見たか?なら、オレ達も今のBと同じ目にあってるはず。 だが何をしたか?でも、あれに対してほとんど同じ行動だったはずだ。 箱だってオレ達も触ったし、ペットボトルみたいなのも一応オレ達も触わってる。 後は…楊枝… 二人とも気付いた。楊枝だ。あれにはBしか触ってないし、形もずらしちゃってる。しかも元に戻してない。 オレ達はそれをBのお母さんに伝えた。 すると、みるみる表情が変わり震えだした。 そしてすぐさま棚の引き出しから何かの紙を取出し、それを見ながらどこかに電話をかけた。オレとAは様子を見守るしかなかった。 しばらくどこかと電話で話した後、戻ってきたBのお母さんは震える声でオレ達に言った。 B母「あちらに伺う形ならすぐにお会いしてくださるそうだから、今すぐ帰って用意しておいてちょうだい。あなた達のご両親には私から話しておくわ。何も言わなくても準備してくれると思うから。明後日またうちに来てちょうだい」 意味不明だった。誰に会いにどこへ行くって?説明を求めてもはぐらかされ、すぐに帰らされた。 一応二人とも真っすぐ家に帰ってみると、何を聞かれるでもなく、「必ず行ってきなさい」とだけ言われた。 意味がまったくわからんまま、二日後にオレとAは、Bのお母さんと三人である場所へ向かった。 Bは、前日にすでに連れていかれたらしい。 ちょっと遠いのかな…ぐらいだと思ってたが、町どころか県さえ違う。 新幹線で数時間かけて、さらに駅から車で数時間。絵に書いたような深い山奥の村まで連れてかれた。 その村のまたさらに外れの方、ある屋敷にオレ達は案内された。でかくて古いお屋敷で、離れや蔵なんかもあるすごい立派なもんだった。 Bのお母さんが呼び鈴を鳴らすと、おっさんと女の子がオレ達を出迎えた。 おっさんの方は、その筋みたいなガラ悪い感じでスーツ姿。女の子は、オレ達より少し年上ぐらいで、白装束に赤い袴。いわゆる巫女さんの姿だった。 挨拶では、どうやら巫女さんの伯父らしいおっさんは、普通によくある名字を名乗ったんだが、巫女さんは『あおいかんじょ?(オレはこう聞こえた)』とかいう、よくわからない名を名乗ってた。 名乗ると言っても、一般的な認識とは全く違うものらしい。 よくわからんがようするに、彼女の家の素性は一切知る事が出来ないって事みたい。 実際オレ達は、その家や彼女達について何も知らないけど、とりあえ

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