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長編

姦姦蛇螺(かんかんだら)

匿名 2022年4月21日
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でにそこに電話してて、ある程度詳細を聞かされていたようだ。 葵「基本的に、山もしくは森に移されます。御覧になられたと思いますが、六本の木と六本の縄は村人達を、六本の棒は巫女の家族を、四隅に置かれた壺は、生き残られた四人を表しています。 そして、六本の棒が成している形こそが、巫女を表しているのです。 なぜこのような形式がとられるようになったか。箱自体に関しましても、いつからあのようなものだったか。 私の家を含め、今現在では伝わっている以上の詳細を知る者はいないでしょう」 ただ、最も語られてる説としては、生き残った四人が、巫女の家で怨念を鎮めるためのありとあらゆる事柄を調べ、その結果生まれた独自の形式ではないか…という事らしい。 柵に関しては、鈴だけが形式に従ったもので、綱とかはこの時の管理者によるものだったらしい。 伯父「うちの者で、かんかんだらを祓ったのは過去に何人かいるがな、その全員が二、三年以内に死んでんだ。ある日突然な。 事を起こした当事者も、ほとんど助かってない。それだけ難しいんだよ」 ここまで話を聞いても、オレ達三人は完全に置いてかれてた。きょとんとするしかなかったわ。 だが、事態はまた一変した。 伯父「お母さん、どれだけやばいものかは何となくわかったでしょう。さっきも言いましたが、棒を動かしてさえいなければ何とかなりました。しかし、今回はだめでしょうな」 B母「お願いします。何とかしてやれないでしょうか。私の責任なんです。どうかお願いします」 Bのお母さんは引かなかった。 一片たりともお母さんのせいだとは思えないのに、自分の責任にしてまで頭を下げ、必死で頼み続けてた。 でも泣きながらとかじゃなくて、何か覚悟したような表情だった。 伯父「何とかしてやりたいのはわしらも同じです。しかし、棒を動かしたうえであれを見ちまったんなら…… お前らも見たんだろう。お前らが見たのが大蛇に食われたっつう巫女だ。下半身も見たろ?それであの形の意味がわかっただろ?」 「…えっ?」 オレとAは言葉の意味がわからなかった。下半身?オレ達が見たのは上半身だけのはずだ。 A「あの、下半身っていうのは…?上半身なら見ましたけど…」 それを聞いておっさんと葵が驚いた。 伯父「おいおい何言ってんだ?お前らあの棒を動かしたんだろ?だったら下半身を見てるはずだ」 葵「あなた方の前に現われた彼女は、下半身がなかったのです

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