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長編

姦姦蛇螺(かんかんだら)

匿名 2022年4月21日
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ん達みたいな特殊な家柄では、『かんかんだら』の呼び方が使われるらしい。 もはや神話や伝説に近い話。 人を食らう大蛇に悩まされていたある村の村人達は、神の子として様々な力を代々受け継いでいた、ある巫女の家に退治を依頼した。 依頼を受けたその家は、特に力の強かった一人の巫女を大蛇討伐に向かわせる。 村人達が陰から見守る中、巫女は大蛇を退治すべく懸命に立ち向かった。しかし、わずかな隙をつかれ、大蛇に下半身を食われてしまった。 それでも巫女は村人達を守ろうと様々な術を使い、必死で立ち向かった。 ところが、下半身を失っては勝ち目がないと決め込んだ村人達はあろう事か、巫女を生け贄にする代わりに村の安全を保障してほしいと、大蛇に持ちかけた。 強い力を持つ巫女を疎ましく思っていた大蛇はそれを承諾。食べやすいようにと村人達に腕を切り落とさせ、達磨状態の巫女を食らった。 そうして、村人達は一時の平穏を得た。 後になって、巫女の家の者が思案した計画だった事が明かされる。この時の巫女の家族は六人。 異変はすぐに起きた。 大蛇がある日から姿を見せなくなり、襲うものがいなくなったはずの村で、次々と人が死んでいった。 村の中で、山の中で、森の中で。 死んだ者達はみな、右腕・左腕のどちらかが無くなっていた。 十八人が死亡。(巫女の家族六人を含む) 生き残ったのは四人だった。 おっさんと葵が交互に説明した。 伯父「これがいつからどこで伝わってたのかはわからんが、あの箱は一定の周期で場所を移して供養されてきた。 その時々によって管理者は違う。箱に家紋みたいのがあったろ?ありゃ今まで供養の場所を提供してきた家々だ。 うちみたいな家柄のもんでそれを審査する集まりがあってな、そこで決められてる。まれに自ら志願してくるバカもいるがな。 管理者以外にゃかんかんだらに関する話は一切知らされない。付近の住民には、いわくがあるって事と、万が一の時の相談先だけが管理者から伝えられる。 伝える際には相談役、つまりわしらみたいな家柄のもんが立ち合うから、それだけでいわくの意味を理解するわけだ。 今の相談役はうちじゃねえが、至急って事で、昨日うちに連絡がまわってきた」 どうやら、一昨日Bのお母さんが電話していたのは別のとこらしく、話を聞いた先方は、Bを連れてこの家を尋ね、話し合った結果、こっちに任せたらしい。 Bのお母さんは、オレ達があそこに行っていた間にす

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