
私には高校生の頃、特に親しかった二人の友人がいました。
一人はアウトドア好きで、夜の山でも元気に活動する明るい子で、もう一人はいつも静かに本を読み、一歩引いた存在感のある落ち着いた子でした。
真逆の性格に見える二人ですが、私たちはいつも一緒に行動していました。
キャンプに行ったり、冬の星空を見上げたり、火を囲んで笑っている時間は本当に楽しかったです。
私たちは「仲良しトリオ」として知られていて、まさかこの関係が壊れるなんて思ってもみませんでした。
しかし、ある日、私たちのキャンプに新しい仲間が加わりました。
その子は都会から来た、笑顔の素敵な美少女で、すぐにみんなの注目を集めていました。
美樹という名のその子は、まるで太陽のように周囲を明るく照らし、特にアウトドア好きな友人とすぐに仲良くなりました。
私は内心、嫉妬に苛まれました。
友人の関心が美樹に移っていくのが悔しくて、つい意地悪をしてしまったのです。
でもその意地悪は、次第に大きな問題に発展してしまいました。
美樹が「誰かに嫌がらせをされている」と周囲に訴えたことで、私たちの間に緊張が生まれ、ついに話し合いの場が設けられました。
その場で、静かだった友人が突然「私は犯人を見た」と言い出したのです。
私は驚愕し、心臓がドキドキしました。
もちろん、自分が疑われるのではないかと怯えましたが、意外にも私が呼び出されることはありませんでした。
呼び出されたのは、友人ともう一人の地味な生徒、さらに美樹と仲が良かった友人の三人でした。
どうやら、彼らが仕掛けた嫌がらせは私の小さな意地悪とは異なり、もっと悪質なものでした。
この出来事は学校で大きな問題となり、美樹は結局また転校してしまいました。
その後、私たちはそれぞれ別のクラスに振り分けられ、自然と疎遠になりました。
大切な友達を失った私は、成人式の日の夜、同級生の集まりに参加することになりました。
久しぶりに会った友達たちは懐かしさに満ちていましたが、私が探していた二人の姿はありませんでした。
そんな中、過去のいじめの話が出てきて、私は思わず心臓がひゅっとしました。
みんなは過去のこととして笑い合っていましたが、私の中にはあの日の苦い思い出が残っていました。
犯人たちの中での一人は今や家庭を持っていると聞き、もう一人の美樹も独身で働いていると知りました。
「もう一人の犯人がいたよね」と言った私に、友達は「え?」と不思議そうな顔をしました。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


