本当にあった怖い話

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長編

本当にあった記憶

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ってこない! 慌ててもう一度ど「たすけて!」ど叫んだ。 やはり自分の耳には声が聞こえない。 やばい!やばい!やばい! 「たすけて!」 視界は灰色から黒色の世界に近づく、、 子供ながらに、 胸を打ったから心臓が止まったんだ血が流れ無くなったら景色は灰色になって音が聞こえなくなるんだそう考えた。 死ぬのかな?そんな予想をしてた。 予想に反してうつ伏せになって見てた僕の視界に変化があった。 灰色の世界が色を取り戻し始めたのだ。 自分心臓が一度は止まった感覚 それがどれくらいの時間かなんてのはわからない。 長かったのか短かったのか思い返してもわからない。 死ぬ間際の走馬灯の様なものは無かった。 ただ心臓が奇跡的に動き始め、血が巡り、そして世界が色付き始めたのだとそう理解した。 胸を打った痛みとかの後遺症とか無く 誰かに助けられる訳でもなく自力で立ち上がった事を覚えいる。 少しの擦り傷があったくらいだ。 そんな幼少期の出来事。 両親にも友達にもそんな臨死体験を話す機会もなく数日たったある日。 僕は寝る時にいつも大事にしていたヌイグルミがあった。 カルガモの形をしたスベスベした生地が気持ち良い古いヌイグルミ。 それをいつもマクラがわりに頭に敷き抱いて寝たり、 僕が小学校以前の頃にはカルガモの尖った口や尻尾を口でくわえヨダレでベトベトにしたりしていた事を覚えている。 何年一緒に居たのかわからないそんな代物だ。 母がそんな何年も使い込んだ汚くなったヌイグルミを見ると「汚れてきたないから捨てるわね。」 気管支ぜんそくを患っていた僕に母が気付かった結果、古く汚くなったヌイグルミを捨てようと思ったのはなんとなくわかった。 内心、そんな古い友人の様に傍に居続けてくれたヌイグルミと別れるのは嫌だったのだが母の気持ちも分かるし、自分の病気に関わる事なら仕方ないと寂しさはあったが別れを決断する事は出来た。 その日の夜にはカルガモの古い友人は僕のマクラ元には居なくなった。 朝、 学校に向かうため家の扉を開けた目の前に僕の古い友人は転がっていた。 母がゴミに出そうと外に置いたまま忘れたのだと思い気にする事もなく学校へ向かう。 帰宅した。 母から変な事を質問される。 「あんたそのヌイグルミ拾ってきたの?」 「へ?」 「母さんがゴミに出し忘れたんじゃないの?」 そんなやり取りをした。

後日談:

  • 結構ガチ目にあった記憶。

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