
僕が病院で研修医をしていた頃の話だ。
今はコロナのワクチンがあるけど、当時は、開発されていなかった。
大学を卒業して、ある病院の研修医になることになった。ニュースを見ていると、「コロナウイルスというウイルスの感染者が出た」というニュースを見た。
最初は、そんなに危機感を持っていなかった。
ある時、悪寒がした。
休日だった。熱を測ったら、38.4度あった。
仕方なく、インフルエンザとコロナウイルスの検査を受けに行った。検査をして、結果を言い渡された。コロナウイルスです。と言われた。
まさか自分がコロナウイルスの感染者になるとは思っていなかった。
自宅休養をしていると、いつの間にか寝ていた。
僕は夢を見ていた。患者さんがコロナが陽性だった夢を見た。僕と同じかと思っていたが、何故か、患者さんが僕の方向へとは走っていった。
「助けて」と耳に囁かれた気がした。
その瞬間、目が覚めた。
一瞬、あれは誰だったんだろうと思っていた。
寝ながら、テレビを見ていたら、コロナウイルスのワクチンが完成したというニュースを見た。
これで僕もコロナウイルスにならずに済むと思ったが、いきなりテレビが砂嵐になった。
怖くなって、テレビを消すと、消した時に「助けて」と夢で言われた同じ声だと感じた。
自宅休養が終わり、研修医として戻ると慌しかった。コロナの患者さんが僕が研修医をしている病院では病床が足りなかったからだ。
その時、「助けて」と言われて気がした。
その日は、研修医の1日が終わり、家に帰った。
その次の日、僕の父がコロナにかかった。
僕のお父さんは悪夢を見ている気がして、
寝ている最中に「助けて」と言っており、容態が悪化して、お父さんは病院で亡くなった。
僕はようやく「助けて」の正体に気づいた。
後日談:
- 今は医者になっている。
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