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短編
廃醫院の少女
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廃醫院の少女

2019年7月26日
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私は廃墟マニアで、全国数百か所の廃墟を巡ってきました。

心霊目的ではなくて、純粋に廃墟の持つ退廃美に惹かれていたので、怖いなんて感じたこと一度もないですし、夜中に現地入りして、暗い中一人で内部を視察してもへっちゃらでした。

ただ一度だけ不可解な経験をしたことがあります。

某所の古い醫院跡を探索していたときのことです。

ここに来るのは二度目で、私自身とてもお気に入りの廃墟でした。

大正時代に開院し昭和初期に閉院した、とても歴史ある醫院跡でした。

しかしながらかなり崩壊が進んでおり、内部は危険がいっぱいです。

私はつぶさに写真を撮りながら探索していました。

二度目なので間取りも頭に入っていたし、前回撮り損ねたものを撮ることに夢中になっていました。

そんなときにふと顔を上げると、いつの間にか入り口に一人の少女が立っていました。

ぼろぼろの廃墟に似つかわしくない、白いふわふわのスカートを穿いた子で、13~14歳ぐらいでしょうか。黒い髪を二つに結っていて、白い肌と大きな黒い瞳が印象的な少女でした。

とにかく全くの予想外でしたので、かなり驚いて「うわ!」と声が出てしまいました。

少女はそんな私の様子を見ても表情を全く変えずに、どこかぼんやりとした顔のまま上の方を指さしたのです。

「ここ、二階もありますよ」

彼女は静かにそう言ったのです。

すると私が何かを言う前に、くるりと背を向け、行ってしまいました。

一瞬「・・・・・・」と狐につままれた私でしたが、すぐに少女を追いかけました。

が、もうそこに彼女の姿はなかったのです。

この廃醫院は人里離れた深い森の中にあったので、木々に隠れて見えなかっただけかもしれませんが、とにかくもう彼女の姿は見えませんでした。

ちょっと不気味になった私は探索を切り上げ、そのまま戻ることにしました。

少女の言った二階は、既に探索していましたが、あそこに少女が見せたい何かがあったのでしょうか。。。

この四年後、私は三度この廃醫院を訪れたのですが、その時は二階部分が崩壊しており、もう入れなくなっていました。

一体彼女は何者だったのでしょうか・・・。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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