
短編
中庭のあの子
匿名 2日前
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あれは、私が小学校5年生のときでした。ある日私は、放課中に次の授業の準備をしていて、それが終わった後いつものように中庭を見ていました。(私が通っていた小学校は、校舎が2つあって、その2つの校舎の間に中庭があったのです。)そこにある木の下に見たことがない男の子(?)がいて、見た目的には低学年くらいでした。でも、木の葉っぱの影で顔や服の色などは見えませんでした。誰かを待っているのだろうかと思っていると、3,4人ぐらいその子と同じぐらいの年の子達がその子のところに向かっていました。さっきまで待っていた友達だろうと一安心した直後、その安心感はすぐになくなりました。
なぜなら…先程の3,4人ぐらいの子達は、まるで男の子のことが見えてなかったかのようにスッと通り過ぎて行ったからです。私は、2,3度目をこすってから、もう一度、男の子の方を見ると、その子の姿はありませんでした。
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