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雪の中で背後に長靴

寒い冬の夜。雪道を歩いているとあたりは驚くほど静かだ。
そんな一面の雪が広がる野道を歩いていたときのこと。
俺の足音に続いて誰かの足音が聞こえてきた。
振り向くと誰もいない。
しばらく歩くと、また足音が聞こえてきた。
しかもその音はだんだん近づいてくる。
俺は振り向くと、そこには左右の長靴だけがあった。
何でこんなところに長靴が?
今さっきここを通ったときは長靴などなかったはずだ。
しかも長靴の背後には歩いてきたような足跡もついていた。
俺は不思議に思いながらも歩いていると、また足音が聞こえてくる。
振り向くと長靴は動かないが、さっきと位置が明らかに違う。
やはり長靴だけがついてきていた。
俺は長靴をしばらく見ていたが、少しも動くことはない。
俺が見てないときだけ、長靴だけで動いているのだ。
俺は怖くなってその場から逃げ出すように走った。
家に着く頃には流石に長靴がついてくることはなく、あの長靴を見ることはその後なかった。
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