
短編
狐憑き1
コックさん 3日前
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母親が昔 狐に憑かれました。
普段はうつらうつらしていて、
物音に敏感。
電話なんて鳴ろうものなら、
けたたましい声で、
うぉうぉおおぉおぉおーって叫んだ。
子供ながらにヤバイのわかった。
ふとした瞬間、意識が戻るのでしょう。
母親は、
「ごめんね、ごめんね、お母さん頑張って治すから」
「ごめんね、ごめんね」
って言って、また獣に戻る。
父が母を連れて、お祓いにいった。
俗に言う霊媒師の元へ。
帰ってきた母。
まるで変わってない。
憔悴しきって、意識は少し取り戻したのか、
「ごめんね、ごめんね」
を繰り返してた。
その霊媒師は偽物では無いにせよ、霊的な力は弱かったみたいで、良い兆しは見えなかった。
それから両親は2週間ほど、僕の前からいなくなった。
父は母さんを助けてくるとだけ告げて。
この怖い話はどうでしたか?
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- ⅠがあるならⅡもある。その後どうなったのかな?とくめいこ
- 実話❓ですか? 狐の憑依は動物的だけど、こんな優しくないです匿名