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中編

夢の話が

匿名 2021年5月16日
怖い 121
怖くない 101
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これは実際に私が体験(中)した話になります。 私は和歌山県在住で結婚も考えている彼女、佳代(偽名)がいるのですが、彼女の昔住んでいた家がとんでもないお化け屋敷だったそうで、その屋敷のせいか物心ついた頃には人には見えないものが見える体質に気づいたそうです。 具体的なエピソードとしては、和歌山県内でも有数の寺であるK寺へ今はお亡くなりになった彼女の父親が行った際、誰かが投げたお賽銭が頭に当たって、その1週間後に癌になったり、その寺へ彼女自身がお参りに行った際は投げたお賽銭が箱に入らず、数回バウンドして弾き飛ばされたのでもう一回投げると急に割り込んできた人の体に当たって賽銭が入らなかったりと、挙げれば枚挙に暇がありません。 ちなみに彼女の性格はど天然、こんな時代にも関わらず「おめでとうございます!〇〇に当選しました!」という携帯番号に送られてくる詐欺メッセージにも本気で対応してしまうくらいです。 (その純粋さが霊を呼ぶのかもしれませんが) 他には某有名テレビ番組(こちらのサイトとほぼ同じような番組名の夏の定番番組)を一緒に見ていると、霊能者が心霊写真を鑑定するシーンで「え!なんも映ってないのに!」とか「そこにも映ってるけど左上はもっと怖いのいてるー泣」などと言います。 基本的には怖がりなのであまり心霊番組は見てないそうですが、心霊番組の霊能者の中でも、本物はほぼ居ないと思うとのことです。 これからの話はつい先日に合った話で、オチがあるわけでもなんでもないのですが、体験した当事者としては凄く怖かったので投稿します。 その日は仕事にある程度の目処がつき、珍しく連休を頂けるとのことだったので普段は一緒に過ごすとその日中に帰るのですが、彼女の家に泊まることになりました。 ちなみに彼女は実家住みで彼女のお母さんとお母さんの妹さんが住む2階建ての一軒家です。 彼女は一階の和室で寝ており、お母さんとお母さんの妹は別々の部屋で2階で寝ています。 私はその日彼女の寝る一階の寝室で一緒に寝ていたですが、「〇〇君、〇〇君、起きて!!!大丈夫??!!」といった言葉で目が覚めたようでした。 目を開けると彼女が心配そうで、かつ少し怯えた顔で私の顔を覗きこんでいました。 時間は恐らく深夜3:00頃だったのではないでしょうか。 私が「ん、、、どうした、、、?」と聞くと、 「凄くうなされていて、佳代!いてるぞ!隠れろ!って言うから急に怖くなって、布団に潜って隠れてた。 でもあまりに震えてるから起こした」 私は嫌な夢を見た記憶はあったものの、寝起き早々ということもあり、「そうか、、、すまんな」 と言ってすぐに再睡眠に入りました。 翌朝目覚めると、そのときに見た夢のことが鮮明におもいだされました。 それはなにもない「無」のよう空間で、正面に大きなお釈迦様?のような方、その両脇にはお供の方のような坊さん風情の人物がいました。 正面のお釈迦様は柔和な表情をしているのですが、腹の底はとんでもない悪が満ちていて、私はとにかく怖がっていることを悟られないように夢の中で必死にもがいていました。 そんな夢の怖さが口に出てたんだなー、と私は思い、怖がりな彼女ということと、たかだか夢の話しなので昨晩の話は彼女が起きてからもしないでいました。 その夕方、彼女が「そういえば昨日大丈夫だった?」と聞いてきました。 私が「うん、特に問題なし」と答えると、 「〇〇君、いてるぞ!隠れろ!って言ったときにふと枕元見たら3つの黒い影があって、その真ん中のオーラが怖すぎて必死で隠れてたんよー」と言います。 彼女の言う3つの影が私が見た夢の光景だとするのであれば辻褄が合い、背筋が凍ったことを今でも鮮明に覚えています。 その後も彼女が寝ぼけながら、「〇〇君後ろに黒い影3つ見えて怖いから寝返り打たないで」などと言われます。 起きたときに聞いてみても「いやー、今は何も見えないけど、、、」と言われてしまいます。 今となっては彼女が寝言を言うたびに恐ろしい思いをしています。。。

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