本当にあった怖い話

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中編

田中さんから聞いた話。

匿名 2日前
怖い 189
怖くない 191
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これは私が居酒屋でバイトをしていた時、 常連客である田中さん(仮名)から聞いた話です。 あれは残暑の残る9月くらいの話なんだけど、 俺(田中さん)と俺のツレと女の子2人で 飲み会をしたんだよな。 でも飲み会自体18時~でコース料理だったもんだから 20時には終わっちゃったんだよ。 でも、話もそこそこに弾んでて、解散にはまだ早いよなってなったんだよな。 そんでさ、誰からだったかは忘れたけど、心霊スポットに行こう!ってことになったんだよ。 場所は心霊スポットサイトとかにも載らないような 地元の人間が知る人ぞ知る、位の一家心中があった家にしようと言うことになった。 俺はほら、このとおり下戸で飲めないだろ? だから俺の運転で行くことになったんだよな。 車は俺のツレのものだった。 件の家は山のほとりに建ってて、家に近づくにつれて 舗装された道は崩れて獣道みたいになってるし、 だんだんと雑草が生い茂ってきてさ、 さすがにもう車では向かえないなってことで 仕方なく車を降りて歩いていくことにしたんだ。 道は相変わらず雑草だらけだったんだけど 不思議なことに人1人が通れるほどの 分け目?が出来てたんだよな。 そこをツレと女の子2人、俺が最後尾で歩いて家に向かってたんだ。 そしたらふいに、木に何かを打ち付ける音が聞こえた。 コーンって感じの、響く音だったなあ。 でも辺りは暗いし気のせいかもしれない、 と思ってたんだ。 2回目が聞こえた時、前を歩く奴らが一斉に振り返ってさ、 ゾッとしたのをよく覚えてるよ。 もうその時点でかなり怖くてさ、女の子が戻ろうよと言い始めたので、そうすることにしたんだ。 でさ、車に着いて、鍵を開けようとしたんだ。 でも何度鍵をさし直してもどれだけ回しても鍵が開かなくて、 脳天を撃ち抜かれたような、という具合に 恐怖でいっぱいになった。 次第に焦りは怒りに変わってきて、とうとう車の持ち主は車の窓を割ったんだ。 それで直接開けてやっとあいたんだよ。 エンジンは難なくかかったのでそこから5km程離れたコンビニまで、トップスピードで 車を走らせたよ。 本当に怖かった。 でもこの話は、ここからが1番"ムカつく"んだ。 嫌な目にあったし、怖かったなーなんて言いながら 飲み直そうということになってさ、 女の子2人に買い物を任せて 俺とツレは立ち読みしてたんだ。 そしたらツレがしきりに肘の辺

後日談:

  • この話には後日談があります。 この話を田中さんがスナックで話した時のこと。 そのスナックのママは霊感があり、除霊も出来るってことで少し有名で、 あまり予約空きがない。 しかし、 田中さんの友達は無理を言って スナックの開店前に予約を取り付けて 早々に除霊してもらおうということにした。 そしてスナックのママに同じ話をした。 話し終えたあと、スナックのドアが開いた。 全員がそちらを見るとそこには あの日、田中さんに「もう来ないでね」と言った 女が立っていたそう。 ママは彼女を見ると「この女でしょ?」と言った。 彼女の特徴なんか、話していない。 その言葉を聞いて女はケタケタと笑った。 ママは彼女に「出ていきなさい!」と怒鳴り、塩を一掴み投げた。 彼女は急に真顔になり出ていった。 そのスナックの入り口には窓があり、 そこから外を見ると、彼女は四つん這いで ぐるぐると回ってどこかへ走り去ったらしい。

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  • 不気味!
    のん
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