
私が中学二年生の時に体験した話です。誤字脱字、言葉使いが違ったり、改行等で読みにくかったらすみません。
中学生の時まで私は北風が強い日本海側の東北に住んでいました。
私の暮らしていた地域には神隠しが伝えられている防風林があり、大人達のみが知っていて、子供には伝えられていませんでした(私も当時は知りませんでした)。それは湖にかけられた橋を越えると数kmに渡って並んでいました。学校に行くにはバスを使ってそこを通らなければ行けません。
小さい時から、親や祖父祖母、隣の家の人にも、そこは何もないから入る場所じゃないと言われて育ちました。バスの中から見てもあまり草木が育ってなくて、虫も動物も居ないんだろうなと興味すらなかったです。
十二月半ば、冬休みの少し前の日のこと。部活が18時に終わって、帰りのバスを待っていました。ですがその日は雪と風が強く、橋を越える地域を走るバスだけが来ませんでした。橋は大橋と言われるほど大きく、バスだと横転の危険があるからと説明されて家に電話をかけて迎えに来てもらわなきゃいけなくなりました。
職員室の固定電話に数人が列を作り、親と会話していた。
私の番、何度かけても繋がらず、結局歩いて帰ると言って学校を出ました。真っ暗の吹雪の中、十kmほど歩く。防風林がある道に出たら林側を歩いて、なるべく風を浴びないようにしていました。
着ていた防寒具にフードはなかったため、吹雪で顔全体の感覚が無くなり、鼻水が垂れているのにも気づかないほどでした。
ここで死ぬのかなと生を諦めかけていた時、ようやく橋が見えはじめた。橋を照らす背の高い街灯の光は目を暖めてくれました。先程までは帰れずにこのまま…と考えていたのに、今は帰ったらまずは…と安堵していました。完全に気が緩んでいた。
歩きながらふと、さっきから自分の心臓の音がうるさいような気がする。顔に当たる冷たい粒も耳の中に入ってくる速い空気も、なんだか遠く感じる。感覚が自分から遠ざかる感覚?説明がこれ以上出来ない。生きてる感じがするのにそこに居ない感じ。
違和感の中、脳が異常だと判断してから最初の一歩目。
右足が積もった雪に触れた瞬間と瞬きを終えた瞬間が重なった。目を開けると、そこは静かな夜。景色は同じなのに、吹雪も風も音も無い。
後日談:
- 個人的に神隠しって、子供が突然居なくなったとか、おじいちゃんやおばあちゃんが入ってから帰らなくなったとかの数人規模が一般的なやつだと思います。ですが私の住んでいた所のやつは、和尚さんが嘘をついた可能性もありますが、人数の規模が段違いだし、自分もここに書き込むしかないような内容の事を体験しました。これを読んだ誰かが特定しないように、地形などはかなりぼかして書きましたが、探さないようにお願いします。
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