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長編
みた夢
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みた夢

2020年8月24日
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目が覚めると、あまりに眩しくて目が開けられませんでした。

壁紙も天蓋も寝具も真っ白で、窓から射し込む太陽光が部屋中に反射していました。

雇い主がまだ寝ているというのに、カーテンを開けた家政婦にイラっとしました。

片目を開けて、ベッドサイドテーブルの上に置いてある時計を見ると10時過ぎでした。

太陽光が強くなっているわけです。

上体を起こし、ぼーっと室内を眺めると、家具の上に写真立てが並んでいます。

私たち夫婦の写真ではありません。

夫と不倫相手の女の写真です。

私を追い出そうと、夫が実力行使に出たのです。

私は怒りにまかせて写真立てをめちゃくちゃに倒しました。

そうしているうち、悲しくなってきました。

「キャアッ」

ドアの方から悲鳴がしました。

振り向くと、家政婦の一人が怯えて立ちすくんでいました。

「あなたね、私が寝ているのになんでカーテンを開けるのっ」

と私が叱り始めると、彼女は走って逃げて行きました。

カーテンの事もそう、この態度もそう。夫の私に対する態度に影響され、使用人が私をバカにしているのです。

私はベッドに突っ伏して泣きました。

玄関の方が騒がしくなったので、夫が帰ったのが分かりました。

夫が仕事で成功し、私たち夫婦は古いけれど大きな屋敷に住んでいます。

私は寝室を出て、赤い絨毯の敷いてある廊下を突き当りまで歩きました。

そこから階下の玄関ホールが見渡せます。

夫と運転手、4人の家政婦、そして写真の女がいました。

女は私を見上げて驚いた様子でした。

夫は私が出て行ったものと思い、不倫相手を連れて来たのでしょう。

「なんだ、お前は!なんでいるんだっ!」

夫が私に怒鳴りました。

「出ていけっ!」

凄い形相で私に怒鳴りつけます。

「なんで私が出て行くのっ!出て行くのはその女でしょっ!」

私も大声で言い返しました。

使用人もこちらを見上げてざわついています。

不倫相手の女が出て行くようで、玄関ドアの方へ歩き始めました。怖がっているようです。

更にヒートアップした夫が私に怒鳴り続けています。

私は思い余って、寝室に駆け戻りました。

ほどなくして、夫が寝室に入ってきました。

先ほどと同じく、出ていけ、出て行かないの応酬です。

倒された写真立てを見て、夫は余計に怒ったようでした。

私も怒り心頭で、写真立てを家具の上から床へ、次々と落としました。

その時、いつの間にか夫の後ろに立っていた若い家政婦が「きゃっ」と悲鳴を上げました。

夫は振り返り、彼女に何か言いながら寝室を出て行きました。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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