
数年前の話だ。冬の雪深い夜、私は小学校に通っていた。ある日、同じクラスの友人から衝撃的な話を聞いた。「屋上から飛び降りた子がいるらしい」と。自殺したのは二年生の女の子で、特にいじめを受けていたわけでもなく、家庭も平穏だったらしい。
それからしばらくして、学校は一時的に静けさを取り戻した。だが、雪が溶ける頃、再び不穏な噂が流れ始めた。「昨年の女子生徒の霊が出る」とか、「誰かが写真を撮ったら、彼女が写っていた」など。私たちは次第にその話を楽しむようになり、特に新入生たちは興味本位で集まっては、怖い話を語り合っていた。
そんなある日、学校の部活動で夜間練習をしていた。私と友人の二人も同じ部活に所属しており、いつも一緒に行動していた。練習期間中、私たちは過酷な合宿を行うことになり、寒い中でのトレーニングを続けていた。
合宿の5日目、友人の一人が体調を崩した。彼女は保健室で休むことになり、私たちはそのまま練習を続けた。夜遅く、布団を準備している間に彼女を迎えに行くと、彼女は真っ青な顔をして震えていた。何があったのか尋ねても彼女は無言で、ただ震えるばかりだった。結局、彼女は親に迎えに来てもらい帰宅することになった。
次の日、私たちは大会で見事2位を獲得した。喜びに溢れた後、帰宅すると学校で異変が起きていた。友人が自殺したという知らせが入った。彼女は合宿中の体調不良を理由に帰宅した後、そのまま命を絶ってしまったのだ。
私たちはその衝撃に打ちひしがれた。何か気づいていれば、助けられたのかもしれないと後悔が押し寄せた。葬儀には出席できなかったが、学校中が彼女の死の噂で持ち切りになった。
しばらくして、私は部室に行くことにした。あの日の思い出が詰まっている場所だ。そこで涙を流していると、ロッカーから一通の手紙が出てきた。それは彼女の筆跡で「追いかけてくる、助けて」と書かれていた。私は驚愕し、顧問に見せたが、事件性はないとされる。
その夜、友人たちと話しながら帰る途中、ある教室の前で立ち止まった。中に何かがいると友人が言う。恐る恐る覗いてみると、そこには知らない女の子が立っていた。彼女は薄っすらと透けていて、私たちを見ていた。その瞬間、恐怖が駆け巡り、私たちは校門へと逃げた。
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