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リゾートバイト
長編 emoji_events 殿堂入り

リゾートバイト

しずく 2013年1月5日
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「全部吐かせろよ!なんでこんな目に遭わせたのか、それができないなら俺が直接会って聞いてやる」 B「旦那さんだって知ってたんだろ?それなのに何で言わなかったんだ?」 坊「○○さんは知らなかったのです」 B「嘘つくな。知ってるようなこと言ってたんだ」 坊「この話は、この土地には深く根付いています。○○さんが知っていたのは伝承としてでしょう」 坊さんが嘘を吐いているようには見えなかった。 だがBの興奮は収まりきらなかったんだ。 B「ふざけんじゃねーぞ。早く会わせろ。あいつらに会わせろよ!」 俺達はBを取り押さえるのに必死だった。 坊さんは微動だにせず、Bの怒鳴り声を静かに聞いていた。 そして、 坊「この話をすると決めた時点で、あなた達には全てをお見せしようと思っておりました。真樹子さんのいる場所へ案内します」 と言って立ち上がったんだ。 坊さんの後を付いて、しばらく歩いた。本堂の中にいるかと思っていたんだが、渡り廊下みたいなのを渡って離れのような場所に通された。 近づくにつれて、なにやら呻き声と何人かの経を唱える声が聞こえてきた。 そして、その声と一緒に、 バタンッバタン という音が聞こえた。かなりでかかった。 離れの扉の前に立つと、その音はもうすぐそこで鳴っていて、中で何が起きているのかと俺は内心びくびくしていた。 そして坊さんが離れの扉を開けると、そこには女将さん一人とそれを取り囲む坊さん達が居た。 俺達は全員、言葉を発することができなかった。 女将さんは、そこに居たというか・・なんか跳ねてた。エビみたいに。うまく説明できないんだが。 寝た状態で、畳の上で、はんぺんみたいに体をしならせてビタンビタンと跳ねていたんだ。 人間のあんな動きを俺は初めてみた。 そして時折苦しそうにうめき声を上げるんだ。 俺は怖くて女将さんの顔が見れなかった。 正直、前の晩とは違う、でもそれと同等の恐怖を感じた。 呆然とする俺達に坊さんは言った。 坊「この状態が、今朝から収まらないのです」 するとAが耐え切れなくなり、 A「俺、ここにいるのキツイです」 と言ったので、一旦外に出ることになった。 音を聞くことさえ辛かった。 つい昨日の朝に見た女将さんの姿とは、まるで別人の様になっていた。

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  • 臍の緒どうにかせなあかんやん シンラスに壊してもらうかOPDG
    無い
  • 長かったけどおもしろかった
    松中3年島田
  • 長かったけどおもしろかった
    松中3年島田
  • これを省略しなかったのは偉い。いやほんとにね。
    匿名人間
  • 読み終わった後確認したら44ページあって長すぎィィィィィ!って思った
    名無し
  • なげぇなーこれでもおもろかった
    名無しに変わりましてVIPがお送りします
  • なげぇなーこれでもおもろかった
    名無しに変わりましてVIPがお送りします
  • このサイト初めてでこの話読んだけどおもろい! 多分釣りなんだろうけど、釣りだとしてもおもろい 
    ぽんとこつ
  • このサイト初めてでこの話読んだけどおもろい! 多分釣りなんだろうけど、釣りだとしてもおもろい 
    ぽんとこつ
  • テレビにしたら3時間かかるのにすごいですねー
    りafter
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