
長編
コピペ つんぼゆすり
匿名 13時間前
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さぬのだ」
伯父はそれを聞いて総毛立ったという。やはりあの時森の中で聞いた声は、伯父たちを誘っていたのだ。
母親の成仏を願ったから。
あのまま元来た道を行っていたら、とり殺されていたのかもしれない。
刀自は静かに言った。
「鬼ゆすりのことを伝え継ぐのは、わしら女の役割じゃ。産むことも殺すこともせぬ男は、ぐっと口を閉ざし、見ざる言わざる聞かざるで過ごすものだ」
伯父は恐れ入って、もうこのことは一切忘れると刀自に誓ったそうだ。
時代が大きく変わる時、廃れていく言い伝えや風習が、最後の一灯をともすように怪異をなすのだと、伯父はいつもそう締めくくった。
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- この事は一切忘れると誓ったのに、覚えているは言いふらすわで草ポルポトはサル
- 逃げるとこの話しに 覚えがある 読んだ話しかな?まい
- 刀自って、女なのね(; ̄^ ̄)トクメイ
- 昔もこんなことがあったんですねブルー