
短編
久しぶりに
匿名 2日前
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プルルルルル...終電間際でなんとか家に着いた。
丁度電話が鳴ったので、でた。
「小田守君、元気だった?来週近くまで仕事で行くし、家に寄ってって良い?」
「俺は別に問題無いけど...つーか本名じゃなくてもいいだろ...あぁ、先日引っ越しして、駅から遠いんだよね、うち。」
「わかった。じゃあ、駅まで来てよ」
「そっちが平気ならいつでも」
「じゃあね」
ーその日
結局来なかったな...何かあったのかな?
電話をしてみた。
「結局来なかったな」
「会社の事業撤退が決まってね、来れなくなったの」
「ま、こっちはいつでも準備してるから」
ー後日
(お掛けになった電話は電波が届かないところにいるか留守にしている為出ることが出来ません)
...え?
ーその後も
なんで出ないんだ?
と、テレビをつけると
「速報です。○○県の山中で、××さんが白骨化した遺体で発見されました」
(バカな...なぜ、じゃあ...)
ー数日後
「殺されたんだよな。てことは、あれが最期の電話?」
「そうだな、でもなんで山中に?」
「そりゃお前、人殺したっつーのに隠さない犯人がいるか?さすがに俺でも隠そうとは思うぜ?」
「ちょっと待てよ...でもあいつ、殺されるような奴か?」
「ニュースによれば、かなりの金持ちだって言ってたもんな」
「ただ、凶器見つかって無いんだよなぁ」
「あぁ。警察が無能で良かったな、犯人は」
「まぁな。でも、日本の警察も意外とすごいからな」
ー家にて
(凶器見つかって無いのか...)
でも、あいつ殺されるような奴じゃ
無いよな...
仕方ない。明日会社出勤だし、どうだったか会社に電話しようかな。
「なぁ、佐藤さんよ、しっかり仕事してるか?」
「うまく仕事ではじき飛ばしましたよ。お陰で大盛況です」
「で、次はどんな仕事するの?」
「まだ未定ですが、またよろしくお願いします」
後日談:
- 関係性が分かれば瞬殺で答えられます
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- はい。わかりました。赤いへや
- 怖い怖い(笑)よかったら,私の新着も見て下さい!くれあ
- 主人公と女はいとこ 佐藤はとある業界の知人 はじきは銃器の隠語山王連合会