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長編

コピペ 猿夢+

匿名 3日前
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ない。 そして皆異様に顔色が悪かった。 「無気味だな」と思いつつ僕はいつの間にか抱えていた鞄からMDプレーヤーを取り出し、お気に入りの曲を聴いた。 と、新幹線が減速し始める。 「おかしいな?京都に着くにはまだ早過ぎる。もしかして、岐阜羽島にも停まるのか?」 僕は駅名を確認しようとヘッドフォンを外したが間に合わず、聴き取る事が出来なかった。 見知らぬ駅で停まる新幹線、突然車内に響く叫び声。 どうやら後ろの方の席で何かあったようだった。 しかし物凄い声だったにもかかわらず、誰1人反応しない。 何があったのか? しかし僕の視力では後ろまで見えない。 乗り降りする人は誰1人なく、新幹線はまたゆっくりと走り始めた。 5分と経たないうちにまた減速。 次の駅名は聴き取る事が出来た。 『吊るし上げ』 新幹線はまた知らない駅で停まる。 そしてまた、叫び声。 慌てて後ろを振り返ると、初老の女性が吊るし上げられていた。 相変わらず良く見えないが、首に紐が掛けられているのだろう。 首の辺りに手をやってもがいていた。 手足がシートや壁に当たる音がバタンバタンと聞こえる。 僕はやっとこの夢が何であるか分かった。 恐らくこれは『猿夢』だ。 一刻も早く目を覚まさなくてはならない。 しかし僕は自由に目を覚ます事が出来ない人間であるため、 しばらくその夢を見る事になってしまった。 とりあえず今何人が殺されているのか、僕は何番目なのかを知っておきたかった。 僕の乗る5号車の後ろ4分の1程は空席のようだ。 しかし実は既に殺されていて、そこには『猿夢』のように 『活け造り』や『抉り出し』された人が座って(?)いるのかも知れない。 僕が座っているのは前から6番目。 まだまだ順番が来るには早いが、さっさと目覚めなくてはならない。 しかしなかなか目覚める事が出来ない。 その間に、何度も聞こえる叫び声。 と、いつもドリンクやサンドイッチを売り来る車内販売の女性が、 ニコニコしながらカートに内臓を乗せて押していくのが見えた。 「もう駄目だ。早く目覚めろ、目覚めろ、目覚めろ」 順番を確認するのに、僕はまた後ろを振り返った。 すると後ろに座っていた何人かがスッと消え、同じように席もなくなった。 あたりに来ていた。 慌てる僕に、すぐ後ろに座っていたリーマン風の男が言った。 「目覚めたから席が消え

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