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中編

守護霊

匿名 2日前
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大学を出て、仕事に勤めてから数年が経ったとき、高校の時からの親友であるSと久々に会って飲むことになった。何せ俺が地元から遠く離れた場所に就職を決めてからというもの、大半のやつとは疎遠になっていたもんだから、Sと飲めるのは嬉しくて気持ちが昂っていた。その時に聞いた話だ。 S「いやー、マジでお前…見ないうちに老けたなぁ笑 ちょっと痩せたんじゃねーの?」 自分「お互い様だろそれは笑 まあ仕事も忙しいからなー…」 S「だよな…ところでさ、俺らももうあと3,4年したら30だぜ?彼女とかいんの?」 自分「あのなぁ…いたらせっかくの休みに野郎と飲み行くなんてしねーよ笑」 S「おいおい笑 ひどい言われようだな!」 そんな他愛もない会話を交わす時間はまるで昔のように戻ったようで懐かしくもあり、しみじみとした気分になった。そんな感傷に浸っているとSがふとしたように話し始める… S「そういえばさ、俺の会社の同期で結婚したやつがいんだよ。そいつとは課も違うから知り合いに聞いたんだけどよ…」 どうやら、昨年くらいに結婚したというSの同期であるKは随分と美人な女性を嫁にもらったそうだ。結婚生活も仕事も順風満帆で、月に2、3回程二人で遊びに行くなど夫婦仲も良好だったようだ。しかし、半年ほどしてからKは人が変わったように温厚な性格は怒りっぽくなり、些細なことで後輩に当たり散らし、時には急に泣き出したりとそれはもう散々で目も当てられないほどだったそう。 それから会社を辞めるまでは長くなかった。 会社を辞めてからもKの行動はむしろ悪化し、家では口から涎を垂れ流し、「うー、あー…」とまともな会話が出来なかったり、家の庭へ飛び出したかと思ったらガラスに顔や手を張り付けて「ママぁー!開けてよー!へへぇ…」と、気味の悪い顔で言ってくるのだそう。Kの妻はあまりのKの変貌を不審に思ってお祓いへ連れていくことに。。 寺へ入るなりお坊さんが駆け付けてきて、 お坊さん「こんな数の浮遊霊に憑かれて…一体どうしたんですか…」 と言葉を失っていたそう。やはり、Kさんの変わり様は憑かれたことによる弊害だったそうだ。ともあれ何故このような事態になったのか…お坊さんによると、普通人間を他の危害を及ぼす霊から守ってくれる役割を果たす守護霊なる存在がKさんには一体足りともいなかったそうな。何らかの理由でKさんの側から消えてしまい、守る存在がいなかったKさん

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