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新着 中編
家族の影
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家族の影

1時間前
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今から15年ほど前に実際に起こった出来事だ。私が心の整理をつけたので、この話を記すことにした。

大学2年生の冬、私の家族が住む高層マンションが火事に見舞われた。授業中に、友人から「お前の家が燃えてる」との連絡を受け、急いで母に電話をかけた。母は「大丈夫、買い物をしているから」と言ったが、少し不安な声が聞こえた。

授業が終わった後、急いで帰宅すると、マンションの方から黒い煙が立ち上っているのが見えた。嫌な予感が胸を締め付ける中、マンションに近づくと、炎に包まれた家が目の前に広がっていた。

呆然としている私を見つけた母が駆け寄ってきた。無事を確認し、涙が溢れた。父と姉も無事だと言う母の言葉に、少しほっとしたが、彼女の手は震えていた。

消防士たちの懸命な消火活動のおかげで、火事は隣の部屋にまで広がることはなかった。しかし、焼け跡を見たとき、私たちの心には重い影が落ちた。

「この後どうする?」

警察と消防による検証が行われることが告げられ、私たちはその日、近くのビジネスホテルに泊まることにした。家は失ったが、家族は無事だった。私はその時、家族の存在がどれほど大切かを再認識した。しかし、それがどれほど脆いものか、私はまだ知らなかった。

翌日、警察から連絡があった。火事の原因は放火の可能性が高く、特にキッチン付近が激しく損傷しているという。さらに、遺体が見つかったとのことだった。

白骨体が4体、居間の床下から発見されたという事実は、私たち家族にとって衝撃的で信じがたいものだった。

私たちはそれぞれ取り調べを受け、火事が起きたときの行動を問われた。私は何も知らなかったし、白骨体に心当たりもなかった。全てを話したが、果たして信じてもらえるのか不安だった。

その後、近所では私たち家族に対する噂が広まり、父は少し離れた場所に新しいマンションを借りることになった。警察の取り調べは続き、私たちは不安な日々を送った。

ようやく日常が戻った頃、再び警察に呼ばれた。刑事から告げられた言葉が、私の心に重くのしかかった。

「あなたの家で見つかった白骨体は、あなたの家族である可能性が高い。」

それを聞いた瞬間、私は自分の耳を疑った。家族がいない?幼い頃から一緒に過ごした父や母、姉が他人だというのか?その事実を受け入れることができなかった。

数日後、私は家に帰った。父も姉も、いつも通りの様子で私を迎えた。

「遅かったな、学校どうだった?」

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はじめまして、よろしくお願いします。

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