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短編
ハイヒールの女
匿名
短編

ハイヒールの女

匿名
2018年10月15日
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これは私のおじさんが、まだ若かった頃の体験です。

私のおじさんは、今でこそ駅近の賑やかな飲屋街で自ら居酒屋を経営しているのですが、当時はまだひっそりとした薄暗い路地に狭い店を借りて数人のアルバイトと共に、店を切り盛りしていました。

その店の形は長方形で、手前から、入り口、客席、その奥に店の側面に沿うようにトイレ、そして一番奥の突き当たりに裏口といった構造になっていました。言ってしまえば入り口から裏口まで、一直線の店です。

(後から聞けばあまりいい噂のない場所だったようです。)

そんな店の店長であるおじさんは、いつものように朝はいちばんに店に来て、店内の清掃をしていました。

厨房や客席を一通り掃除し、トイレ掃除をしていた時です。

トイレからいちばん離れた入り口の方で音がしました。すると、

カツン…コツン…

とハイヒールを履いた足音が聞こえるのです。

(もうアルバイトの女の子が来たのか?それとも誰かが間違えて入って来たのか?)

アルバイトには確かに女の子は居ましたが、普段ハイヒールを履くような子ではありませんでしたし、何しろアルバイトが来る時間にはまだ早すぎます。

あれこれ考えているうちに足音はトイレの前まで来ていました。

トイレの入り口には足元までの長いのれんがかかっているのですが、しゃがみこんで掃除をしていたおじさんは店の通路をカツンコツンと歩く、黒いストッキングにハイヒールを履いた女性の足をはっきりと見ました。

そしてその足はそのまま立ち止まることなく、裏口のドアから外へ出て行ってしまいました。

呆気にとられていたおじさんは、すぐにトイレから出て裏口のドアの前まで来てゾッとしました。

たった今、女性が出て行ったはずの裏口の鍵は閉まったままだったのです。もちろん、外から鍵は閉められませんし、仮に閉められたとしても、見知らぬ女性が自分の店の鍵を持っているはずもありません。

あの女性は一体何だったのか、何のために自分の店を通り抜けて行ったのか…

十数年経った今でもわからないままだそうです。

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