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短編

よちよち歩きの赤ん坊

かおでぶ 2日前
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新婚当時、主人と2人で週末になると道の駅巡りをしており、 時には日帰りは難しい遠い地方に行き車中泊をすることもありました。 その日も車中泊前提で少し遠出し、たまたま友人の家の近くだつたので挨拶でもするかと連絡を取りました。すると「車中泊するくらいなら泊まっていきなよ」と誘いを受け、2人でご厄介になりました。 友人の家はお寺さんだったので畳敷の広い本堂に布団を敷いていただき寝ることに。 深夜、ふと目が覚めると何か嫌な予感がし咄嗟にぎゅっと目をつぶり、何故かは分からないのですが 思わず「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」と繰り返し唱えました。しかし何か嫌なものが近づいている感覚は消えず身体がだんだんこわばっていきます。 すると突然、隣で寝ていた主人が「火の玉が通る時、嫌な感じするね」と横で呟いたので思わず目を開けると、真っ赤に燃える大きな火の玉が目の前に迫っていました。 「南無妙法蓮華経」と唱えるのも忘れ呆然と火の玉を見つめていると、視界の左から右へ歩き始めたばかりと思しき赤ん坊の下半身が歩いて行きました、思わず「ヒィッ」と叫び主人の腕をつかみました。 赤ん坊が去った瞬間、火の玉も消え嫌な感じも無くなり全身の力が抜けるのを感じました。主人と2人暫し呆然と見つめあいました。「お寺だし悪いものではないだろう」と半ば言い聞かせ、その後は主人の腕をギュッと握ったまま眠りにつきました。 何となく聞きづらく、この夜の体験は友人には伝えずじまいになりました。 この春、娘が歩き始めこの体験を思い出した次第です。こちらで吐き出して厄祓いになればよいのですが・・・。不思議としか言いようがない体験でした。

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