
長編
冗談じみた嘘のような実話談
匿名 3日前
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のだ。その異様な様凍りついた瞬間、「B男だせ!!!早く!!」と
エンストを繰り返しつつ発車させた
さっきのは何なのか、どうかより
A子はさっきから無言なのだ、
B男は手が震えながらハンドルを握り
額から猛烈な汗が滝のようにながれてる、
先生も握りしめる手の中。サイドミラーを確認したりルームミラー越しにA子を見るのだが、
数分無言の室内のなか、
ガチガチとA子は歯を鳴らすのだと…
振り向くとA子はしきりに遠くの前方を見ている。どうしたのかと聞くと、声が聞こえる泣き声が、微かに後ろで聴こえるとのこと、
セダン車の後はない、気のせいだと
説得するが、微かにシートがきしむような音の中に鼻をすするような音が聞こえたそうだ、
咄嗟に、我に返った先生は父に電話すると、「祓詞を父の言った後に続けて唱えるのと、数珠はもってるのか、ペンダントをA子にかけろ」と的確にいうのだ。
父の通り一心不乱に唱える。
B男は少し泣きじゃくった表情をしつつも
声を抑えている。すごく長い間、車内は様々なB男の吐息やA子の泣き声や鼻をすする音に包まれた。A子がぱたりと泣きやみ座席に横たわったとおもったら
鼻をすする音と同時に耳元を囁いた。
…「イワス…モヵナ…ミサ…ザルヵ…」とハッキリ聞こえた
手首を締め上げるような痛みと
焼けるような首の痛みが同時に起こった
そのまま、心の中でもよみつづけ、トンネルを抜けたコンビニあたりにつくと霊障はおさまったそうな…。車の後部座席には所々
指で引っ掻くとは違うひっぱったような、
跡がそこらじゅうについていた、
そのまま父に言われるとおり、コンビニで酒と塩を車全体にまき、清め、事故が起きないように祈祷をし、すぐさま実家へ帰ったのだ、
凄く父に怒られる恐怖よりもまず、
A子の意識やB男の様子、それと禍々しく
変色して紫おびている数珠をつけてる腕と、
白潤の数珠は、苔むして腐った臭いにような赤黒と深い緑が混ざったような色をしていた、頭は恐怖を通り越していた。
そのせいか、
家に着いた安堵と疲労で玄関に倒れ込むように崩れ落ち、
朝目が覚めるまで、携帯を見る限りぶっ通しで寝ていたそうだ。
慌ただしく廊下を走る音にゆっくりと立ち上がって確認すると、その通りには数名泣き崩れて拝んだままの見慣れない神職数名がみえる、
時折その口角は上にあがってて異様だったとのこと、
ここから事情も何も一切触れるな
声を出すな、開け
後日談:
- 担任からの手紙の内容としては 同窓会の時に開封するタイムカプセルが先生宛に書いたものへの返信だったので 特に深い意味などはございません 初めて書いてみましたが読んでいただけると 光栄ですね、
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