
長編
おめめちょうだい
匿名 3日前
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いくらいの力で女の子の腕を振りほどき、自転車のペダルを全速力でこぐ。
後ろを振り返らずに自転車を夢中で走られせていたが、その耳に女の子が信じられないくらいの速度で走る足音と、不気味な声が聞こえ続ける。
「おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい、おめめちょうだい」
もう生きた心地がしませんでした。
それでも、ようやく自分の家が見えてきて、ホッと息を吐いた時だった。右耳のすぐ近くで「おめめちょうだい」とはっきり聞こえ、右側から小さな手が伸びてきて、私の右目に近付いてくる。
もうだめだ!
と目を瞑ろうとしたその時でした。
ガチャッと不意に私の家の扉が開かれて、父さんが出てきました。
それと同時に女の子の気配が消えました。
私はひとまず自転車を止めましたが、降りることも忘れて呆然としました。
「おかえり〇〇(友人の名前)。なんだ?家に入らないのか?」
その父さんの声で我に帰り、自転車のスタンドを立てる時間ももどかしく、自転車を横に倒して家のすぐ横にほっぽって家に駆け込みました。
父さんが何故家から出てきたかを後で聞いてみたら、単に夜中にジュースが飲みたくなり、家の前の自販にジュースを買いに行こうとしたらしい。
あの時に父さんが家から出てこなければどうなってたのかを考えたら、今でもぞっとする。
いや、それよりもゾッとしたのはそれから三日後の後だった。
それからはその女の子のことがトラウマになった為に、暫くは夕方までには帰るようにして、バイトも休んだ。
そうして、三日過ごした夕方に、私は衝撃的な話を聞いてしまった。
それは一人の私と同い年くらいの子が、何者かに両目をくりぬかれたという内容の話だった。
それは友達が親戚から聞いた話らしく、その被害者の子は精神を病みながらも、ベッドに横たわりながら「小さな女の子が……、小さな女の子が……」とうわごとのように呟いていたらしい。そして、その数日後にその子は絶命してしまった。
それを聞いて、再び三日前の夜に起こったことがが鮮明に思い出され、私は心の底からゾッとした。
それからもずっとそれをトラウマにしてバイトもやめてしまい、夜出歩くこともな
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(12件)
- 凄い怖いです。 自分が貴方の様な体験しましたら、石の様に固まります。アイヌ
- ニュースに出ない以上、創○だとー
- 非常に怖いけど、そうゆう魔物に遭遇したら、お経や御祈りして下さい。 噂を、聞いた場所に遭遇する場合、お清めの塩を持参して撒いて欲しいです。北の国
- 検索してもそんなニュース一切出てこないダウト
- 目を奪われた人が続出しててもなお、女の子に目の玉が無いのは矛盾してないかな?(´・д・)
- 何故あの女の子は目が無いんだろう。何故見えているのか不思議。怖かったNanoarchaeum
- 一通り作品を読んでみましたがどれも誤字や余計な文字が目立ち読み辛さを感じました。 話は面白いです。けろよん
- 信じられないですが、普通に考えてみれば、深夜の時間帯に小さな女の子(3歳から5歳)ぐらいの女の子がまず、いるはずないですからね。僕だったら知らん振りしますね。自分には関係ないので。ぼんばー50
- ヤバイぐらい怖い。基本、夜遅く外に出ないけど小さな女の子に話しかけないようにしたいですね。斜め
- 怖かったけど、深夜に小さな女の子が道の端にうずくまってたらやっぱり声かけるよねwwwwたま