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長編

冷たい床を這って来る…

しの 2018年4月18日
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旦那さんのKさんの浮気が発覚し、離婚する事になった私の親友Mはリアルお化け屋敷の様なアパートを出て、実家へと戻りました。 普段は元気なMですが、幼い時から喘息を持って居てたまに酷い発作を出しては入院する程でした。 今回、Kさんとの離婚でストレスが溜まって居たMは実家に戻って半月もしない内にこれまでに無い位の酷い発作を起こし、救急車で夜中に病院へ搬送され暫く入院する事になったのです。 今回はMと私がMの搬送先の病院で体験したお話をしたいと思います。 酷い喘息発作で病院に搬送されたMは、相部屋が空いて居なかった為、個室へと運ばれました。 入院から2日程で、症状は大分良くなり病院内を歩いたり出来る様になり、私にも連絡が来たので翌日お見舞いに行く約束をしました。 その夜、Mは発作が苦しく2日程ろくに寝て居なかった為、早い時間からウトウトしてしまったので夜中に目が覚め眠れなくなり、ベッドのスタンドを点けて妹のAの差し入れの雑誌を読んでいました。 ペタッ… ズルッ… (!?…何だ??) Mの病室は3階で長い廊下の突き当たりに有りました。 ペタッ… ズルッ… (何の音だよ。気持ち悪いな) ペタッ…ペタッ… ズルッ…ズルッ… Mはベッドの上で耳を澄ませて居ましたが、段々とその音が自分の病室へと近づいて来て居る様に感じ、ゾワッと鳥肌が立ちました。 ペタッ…ペタッ…ペタッ… ズルッ…ズルッズルッ… Mはそっとベッドから降りると足音を忍ばせてドアの前まで行くとスーッとドアを顔が出せる程度開け、薄暗い廊下の先を見ると… ペタッ…ペタッ…ペタッ… 電気が消された廊下は薄暗く、点いて居る明かりと言えばMの病室の横にある非常口の緑の電気と廊下の先にあるナースステーションから漏れる明かりだけ。 その薄暗い廊下を誰かがこちらに向かって這って来て居るのです。 ペタッ…ペタッ…ペタッ ズルッ…ズルッズルッ… まるで赤ちゃんがハイハイして居る様に… 目を凝らして見て居ると、どうやら髪の長い女の様です。 下を向いたまま、ゆっくりゆっくりと這って来るのです。 (ヤバイ…。コイツはヤバイ…。どうしよう) Mはそっとドアを閉めるとベッドに急ぎ、ナースコールを押しました。 けれど、何度押しても応答が有りません。 ナースステーションはあの女の先にある。 Mは必死で考えました。 (そうだ!非常口!) でも、

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