
この話を始める前に、妊娠中の人がいたら申し訳ない。ブラウザバックをお勧めする。
赤ん坊はどこからやってくるのか。科学的にはすでに明らかだ。しかし、問題はその背後にある魂がどこから来るのかということだ。心臓が鼓動し、脳が働いているだけでは生きているとは言えない。もしそうなら、死者を復活させることも簡単なはずだ。重要なのは魂であり、魂が抜けた体には命は戻らない。
ある有名な絵本作家が、赤ちゃんの誕生について描いた話がある。赤ちゃんが天の国から母親のお腹へと降りてくるという内容で、多くの母親たちがその絵本を読んで感動し、自身のお腹の赤ちゃんとの深い繋がりを感じるようになった。
だが、ここで疑問が生じる。赤ちゃんの魂は、いったいどのタイミングで母親のお腹に入るのか? その答えは明確だ。卵子が形成された瞬間、魂が宿るのだ。丸い卵子は赤ちゃんの魂を乗せる器となる。受精した瞬間、細胞の分裂が始まり、法的には人間として認められないが、生命と魂の観点から見れば、その時点で人間は誕生する。
先の絵本では、優しそうな母を選んで魂が降りてくるとされているが、ここに矛盾が生じる。もしそれが真実なら、すべての赤ちゃんは幸せに生まれてくるはずだ。虐待や悲劇的な状況から生まれる赤ちゃんは存在しないはずだ。しかし、現実は異なる。
この天上の赤ちゃんと現実世界のギャップを解消するためには、二つの考え方がある。一つは赤ちゃんが勘違いをしているということだ。見た目で選んでいるだけで、真実を見抜けていない。しかし、もう一つの可能性はもっと恐ろしい。天上の赤ちゃんたちには、実際には選ぶ権利がないのかもしれない。世界では、毎秒4.5人が生まれているとされる。
そう考えると、赤ちゃんの魂たちは、ゆっくりと母親を選ぶのではなく、天上から無差別に弾丸のように放たれているのではないか。あるいは、バンジージャンプのように並ばされ、神に背中を押される運命にあるのかもしれない。そう思うと、へその緒がまるでバンジーの紐のように感じられる。
赤ちゃんが生まれた瞬間に泣く理由もわかる。恐怖からだ。「産み落とされた」という言葉があるが、それはまさにその通りだ。
……ああ、仕事中なのに、つい余計なことを考えてしまった。
「こんにちは赤ちゃん。私はここで赤ちゃんを迎える医者です。」
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