
短編
かくれんぼ
匿名 3日前
chat_bubble 0
5,801 views
私が友達のCちゃんと私の家でかくれんぼしてたときの話。
私が鬼になって、家中探したけどCちゃんはどこにもいない。
私「Cちゃーん、どこー?降参するから出て来てよー」
何度呼びかけても返事がなくて、私はCちゃんは何も言わずに勝手に帰っちゃったんだと思った。
帰るなら言ってくれればいいのに!
その時、2階から女の子の泣き声が聞こえた。
Cちゃんだ!
そう思った私は慌てて2階に駆け上がった。
泣き声を頼りに奥の物置部屋へと向かう。
扉を開けると、部屋の真ん中でCちゃんが体育座りをして泣いていた。
私「Cちゃん!どうしたの?」
私は傍まで寄るとCちゃんがしゃくりをあげながら押入れを指差した。
Cちゃん「中に、誰かいるよぉ…」
私「えっ…」
お父さんもお母さんもお仕事でいない。
この家には私とCちゃん以外いないはず。
じっと押入れを見ても物音一つしない。
きっとCちゃんが何か見間違えたんだ!
私は勇気を出して押入れに近寄り、そーっと襖を開けた。
中には使っていない布団があった。
なーんだ、やっぱり誰もいないじゃない。
そう思ったとき、
ーーゴソゴソッ
布団の奥から物音がして、私は思わず「ひっ」と小さく悲鳴をあげた。
そこには、
Cちゃん「あれ…私ちゃん……、んー…ごめん、寝ちゃってたみたい…」
Cちゃん?
じゃあ、私の後ろにいる
さっきまで泣いていたこの子は
だあれ?
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。