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ぺたん、ずー
中編

ぺたん、ずー

匿名 2016年1月12日
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「ある男性芸能人にまつわる話」を書きましたが、コメントで薬をやっているなどと書かれてショック(′∧‵)なので、今回は体験談ではなく、現在アラフォーの私が小学校4年生のときに親戚に聞いた話を投稿します。聞いて以来、テッパンの怖い話として方々で喋ってきたので、既に広まっているかもしれませんが…。 なお、うちの一族?は医療関係者が多く、この話も、うちと関わりの深い、関西地方のとある大病院で起きた話です。 健一さん(40代)は、腸の手術後、内科から外科病棟へ移されました。ハードクレーマーだったので医者・ナース・患者みんなから嫌われていましたが、外科病棟では広い4人部屋に入れてもらい、上機嫌で新たな入院生活をスタート。 ただ、1つだけ気に入らないことが。同室に、健一さんを無視する、愛想の悪い男性患者が居たのです。 ナースの話によると、その男性は3カ月前に交通事故で両足(胴から下)を失くし、誰にも心を開かないのだそう。身よりも居ませんでした。 しかし、それが自分を無視して良い理由になるのか?健一さんは、この足のない男性が大嫌いで、小さな意地悪を繰り返しては、うさを晴らす日々。 一方、足のない男性は数々の意地悪に耐えかねたのか、ある日から、奇妙な行動を取るようになります。 毎夜みんなが寝静まった頃になると、ベットに備え付けの小さな階段を必死でつたい、廊下へ出て、どこかへ行くのです。 廊下に響く(ぺたん、ずー)という音。 それは、足のない男性が廊下を這い進む音…。 両手をぺたんとついて胴体をぐーっと引き寄せ、なめくじのようにゆっくりと…。 ぺたん ずー ぺたん ずー ぺたん ずー…… あいつのせいで寝られない!! 健一さんは、ナースに文句を言いましたが、他の患者さんからは言われていないので…と、とりあってくれません。睡眠薬を処方されましたが、なぜか全く効きません。 こうなったら、自分で制裁を加えるしかない!! まずは、あいつが毎夜どこへ行っているのか?調べなくては。 ぺたん ずー ぺたん ずー ぺたん ずー…… その日も、足のない男性が廊下へ出て行きました。気づかれないように後をつける健一さん。 足のない男性は廊下を這い進むと、いちばん奥の、子どもだけの4人部屋へ入っていきます。中を覗く健一さんーー と同時に、足のない男性が振り返ったのです。 健一さんは慌てて引っ込むと、走って病室へ戻り

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