新着 短編
夜の教室とメダカの水槽

俺は小学校の教員で5年生の担任をしている。
理科の学習のために教室でメダカを飼っていた。
教室には正方形状の小さめの水槽があり、そこで6匹のメダカを飼育していた。
5年生の教室は3階にあり夜はひっそりとした校舎だった。
メダカたちが薄暗い校舎で一晩過ごしていることを想像すると、大人ながらに背筋が寒くなってくる。
メダカのエサは、子どもが量をあげ過ぎたりしないようにするために教師用の机の中で管理して必要なときだけ、取り分けたエサを子どもにエサをあげさせていた。
そんな日が何日か続いた頃。
朝、学校に来ると、メダカの水槽の近くにエサの入った容器があった。
誰かがエサをあげたのか?
子どもたちは、勝手に教師の机を開けたりしないし、仮にしたとしても分かりづらいところにエサを保管していたので、子どもたちが取り出したとは考えにくい。
昨日、俺があげたときエサを机に戻し忘れたのかな?
そう考えるしかなかった。
だが、それから数日後も同じことがあった。
確かに昨日はエサを机の中に戻したはずなのに。
俺は不思議でならなかった。
夜に何者かがメダカにエサをあげているのだろうか??
それからさらに数日後・・
警備員さんが不思議そうに俺のところに来たので話を聞いてみると、
警備員さんが夜の見回りをしていて校庭から校舎を見たとき、5年3組の俺の教室で暗闇の中で教室にいる謎の女性が見えた。
警備員は何者かと5年3組教室へと上がっていったが教室には誰もいなく、水槽の近くにエサの容器が置いてあり、メダカたちは全員が警備員さんのことを不思議そうに見ていたという。
1 / 1
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


