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中編

カケル君

匿名 3日前
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これは僕が小学生のときに体験した話です。 当時、僕の通っていた小学校には、ある怖い噂がありました。 夕方6時を過ぎて学校に残っていると、誰かが廊下を走る音がする。 「自分以外にも残ってる生徒がいたんだ」 そう思って廊下を見に行っても誰もいない。 どっかの教室に入ったんだろうと特に気にも留めないでいると、しばらくしてまた廊下を走る音がする。 そして今度は自分が今いる教室の前でピタリと止まる。 え?と思って、廊下のほうを見ると・・そこには見慣れない男の子がぼんやりと立っていて、教室の中を覗き込んでいる。 大体、このような内容でした。 いつも廊下を走っているので、みんなからは「カケル君」と呼ばれていました。 共通しているのは、その男の子は首から上がなく、男の子の顔を見た者は誰一人いない、ということでした。 僕は半信半疑でその話を聞いていて、正直信じていませんでした。 あの体験をするまでは・・。 夏休みが明けてすぐのころ、夏休みの宿題をサボっていた僕は先生にこっぴどく叱られ、放課後残って宿題をすることになりました。 夢中で宿題を片付けていたらいつの間にか夕方6時を回っていました。 先生が教室に入ってきて、「まだいたのか。今日はもう帰っていいぞ。終わってない分は家でやってこい。」と言いました。 僕はホッとして帰り支度を始めました。 その時、タッタッタッタッという、誰かが廊下を走る音が聞こえました。 「他にも残ってる子が・・?」 そう思いかけたとき、その足音は僕のいた教室の前でピタリと止まりました。 僕は咄嗟に、いつか誰かが話していた”カケル君”の話を思い出していました。 廊下のほうからものすごい視線を感じ、僕は額にベットリと汗をかいていました。 そして恐る恐る廊下のほうを振り向くと・・。 そこには、見たこともない男の子がぼんやりと立っていたのです。 聞いていた話と違うのは、その男の子にはちゃんと首から上もありました。 しかし、肌は焼け爛れていて、両目は眼球と呼べるものはなく只の空洞のようでした。 僕は悲鳴にもならない悲鳴を上げ、教室から転がり出て、一目散に逃げました。 必死に走って、見覚えのある団地の前まできてやっと落ち着くことが出来ました。 あの男の子が付いてきていないか、しばらくは不安な日々を過ごしました。 話しても信じてもらえないと思い、この話は誰にもしていません。 ただ僕はあの日以降、何があっても夕方6

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  • でも男の子の服きてる女の子もいるわけだし、男の子と断言するのはよくないと 思うよね
    まさ
  • 何故その男の子は教室を覗いていたんでしょう?
    ブルー
  • ↓服装とか体型で男の子だってわかったんじゃない?
    まりも
  • カケル君…はじめて名前が同じで怖いとおもった
    モフルン
  • ぽんさんのコメントが一番怖いorz
    まめきち
  • 他の子達はなぜ首から上がないのに男の子とわかったのかな。
    ぽん
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