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中編
カケル君
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カケル君

2016年5月13日
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これは僕が小学生のときに体験した話です。

当時、僕の通っていた小学校には、ある怖い噂がありました。

夕方6時を過ぎて学校に残っていると、誰かが廊下を走る音がする。

「自分以外にも残ってる生徒がいたんだ」

そう思って廊下を見に行っても誰もいない。

どっかの教室に入ったんだろうと特に気にも留めないでいると、しばらくしてまた廊下を走る音がする。

そして今度は自分が今いる教室の前でピタリと止まる。

え?と思って、廊下のほうを見ると・・そこには見慣れない男の子がぼんやりと立っていて、教室の中を覗き込んでいる。

大体、このような内容でした。

いつも廊下を走っているので、みんなからは「カケル君」と呼ばれていました。

共通しているのは、その男の子は首から上がなく、男の子の顔を見た者は誰一人いない、ということでした。

僕は半信半疑でその話を聞いていて、正直信じていませんでした。

あの体験をするまでは・・。

夏休みが明けてすぐのころ、夏休みの宿題をサボっていた僕は先生にこっぴどく叱られ、放課後残って宿題をすることになりました。

夢中で宿題を片付けていたらいつの間にか夕方6時を回っていました。

先生が教室に入ってきて、「まだいたのか。今日はもう帰っていいぞ。終わってない分は家でやってこい。」と言いました。

僕はホッとして帰り支度を始めました。

その時、タッタッタッタッという、誰かが廊下を走る音が聞こえました。

「他にも残ってる子が・・?」

そう思いかけたとき、その足音は僕のいた教室の前でピタリと止まりました。

僕は咄嗟に、いつか誰かが話していた”カケル君”の話を思い出していました。

廊下のほうからものすごい視線を感じ、僕は額にベットリと汗をかいていました。

そして恐る恐る廊下のほうを振り向くと・・。

そこには、見たこともない男の子がぼんやりと立っていたのです。

聞いていた話と違うのは、その男の子にはちゃんと首から上もありました。

しかし、肌は焼け爛れていて、両目は眼球と呼べるものはなく只の空洞のようでした。

僕は悲鳴にもならない悲鳴を上げ、教室から転がり出て、一目散に逃げました。

必死に走って、見覚えのある団地の前まできてやっと落ち着くことが出来ました。

あの男の子が付いてきていないか、しばらくは不安な日々を過ごしました。

話しても信じてもらえないと思い、この話は誰にもしていません。

ただ僕はあの日以降、何があっても夕方6時以降は学校に残らないようにしています。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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