
子供の頃、友達にお金持ちの家の男の子がいた。金持ちの坊っちゃんではあったが優しくとてもいい子だった。
その子のお父さん・お母さんも感じのいい人で、金持ちの家であることは別にしてもその子と遊ぶことを楽しみにしていた。
・・
小学3年生のとき、その子の家で誕生日パーティーを開くことになり男女問わず友達がたくさん集まった。
友達のお母さんの素敵な料理を楽しんだり、みんなで色んな遊びをしたりしていた。
そんななか、かくれんぼをしようということになった。
「最後まで鬼にならなかったら勝ち」
みたいなルールがあって、優勝者には賞品もあると言うことで子供達も張り切っていた。
そしてその子の家中に散らばる子供達。
当時はまだ子供だったので人の家を散策することに抵抗はなく、友達の母も子供の遊びだからと大目に見ていた。
僕は2階奥の夫婦の寝室のような場所のクローゼットに隠れた。
一番奥まった場所にある部屋でクローゼットの中に隠れて内側から閉めれば見つからないと思っていた。
それから少し経つと、クローゼットが外側から徐に開けられた。
見つかったかと思っていると、そこにはクローゼットの隙間には驚いた顔の女の子がいた。女の子は美穂という同じクラスの僕の好きな子だった。
「ここにいたんだ。ねぇ、私も一緒に隠れていい?」
「いいよ!」
クローゼットのスペースには余裕があったので美穂が入っても狭くはなかった。
美穂は三角座りでじっとしていた。
子供ながらに、好きな女の子と狭い場所で一緒にいるのはドキドキしていた。
僕は美穂としばらくクローゼットの中にいた。
鬼役の子は、僕たちがここにいることに気づいてなく、足音が近づいてもクローゼットを調べることもなかった。
左隣にいる美穂と距離が近いせいか、美穂の右手が僕の左手に触れていた。
「○○くんの手、あったかい。」
美穂は嬉しそうに言った。
僕はそのあとも美穂とクローゼットで隠れていた。
しばらくすると、僕たちのいるクローゼットが少し開けられた。
クローゼットを覗くのは全く知らない女の子だった。
セミロングのおろした髪で青い服を着た同い年くらいの女の子だったが、全く知らない子に黙って固まる僕たち。
女の子も黙ったままクローゼットを閉めてどこかに行ってしまった。
「誰?今の子??」
僕は美穂と顔を見合わせた。
後日談:
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