今年の4月に見た夢のお話です。普通の夢だとは思うのですが、その夢の内容が思い出せば思い出す程怖くなり、そして何故か忘れたくないという思いも湧きこれを忘れない為に、そして皆様にもこの不思議な夢を文字だけでも見て頂きたいと思い、投稿する事としました。これが本当に普通の夢であれば良いのですが...。 気が付くと自分が住んでいる場所から最も近くにある、とある小学校の4階の部屋に立っていました。学校の外観は見た事あれ中に入った機会はなく、学校内の構造も知らず此処が部屋の何処かという事しかわかりませんでしたが、窓からの景色からこの部屋が4階にある事だけは掴めました。 その部屋で少し立ち尽くした後自宅に帰りたいという思いが唐突に湧き、急ぎ気味に階段を駆け下り玄関の外へ。夢の中だからなのか階段を降りている時、足の感覚が現実とまるで違っていた事を今でもはっきりと覚えています。床を踏んでいる実感がないと書けば、わかりやすいでしょうか？そしてここが夢だと気が付いたのも丁度この時。降りている最中失敗した彫刻の様な姿をした、どう表現すれば良いかわからない白い何かが犇いているのを一瞬見た時、ここは現実ではない事を悟りました。 化け物がいた学校から外に出ると、よく見る普通の空が広がっていました。青空で風の感触もあり、空気も吸え人も歩いている。そんな現実と同じ場所に来れた事に安心感を覚え一息付いていると、誰かが声を掛けてきました。この時何と言われたかはっきりと覚えていませんが内容は恐らく「何をしているんですか？」だったと思います。 「現実に帰りたい」と言うと笑顔だったその人は、急に表情をしかめました。例えるなら大根をニンジンと言う人を見る様に、頭のおかしい人を見る目をしていた事を覚えています。そして背後から急に光が差し込み、段々と眩しくなる毎に意識が遠退いていって気が付くと、自分はベッドで横になっていました。 これは多分普通の夢なのかもしれません。いや、そうであると思いたい。しかし夢の人が浮かべたあの表情はまるで「自分が見た夢の世界が現実の世界」であると思っている様に捉えれました。自分が今起きている此処は、絶対に現実の世界であると信じたい。だってそう信じないと、怖くなって正気を保てそうになりますから...。